祈りをこめて | 人形姫の視る夢は・・・

人形姫の視る夢は・・・

着せ替え人形コレクターかりんの日々の記録です。

す令和6年になって三日が過ぎ、四日となった今日。

子供達が仕事始めとなり無事に出掛けていくのを見送ったl。

 

無事、という言葉の重み、ありがたさを噛み締める。

なんという年の始まりだったことか。

おめでとうとはここで申し上げられない。

ただただ被災地の皆様の苦痛が緩和されこそすれ、

今以上の苦難が降りかかりませんように、

一刻も早く皆様の困窮状態が解消され、

安全が守られますようにと願ってやまない。

心よりお見舞い申し上げます。

 

私もよく見極めてから微力だけど寄付などさせて頂くつもり。

必ず、困られた方への一助となれることを願ってやまない。

 

 

色々落ち込む情報を見聞きして、

気楽に過ごした自分の毎日をあげるのはどうかと躊躇いもあったが、

ありのままの日々を振り返りたい。

 

 

色々あった令和5年を締めくくるように、今年もみんなで出掛けられて嬉しいね、と言いながら、

那須に向かったのは12月31日の早朝のことだった。

さすが自他ともに認める雨女の私らしく、

今までずっと冬晴れの空が続いていたのに、

この日に限って雨が降っておりびっくりした。

ただ我が家の庭の花々には有難いとも感じはした。

安全運転宣言をしたオットが車を走り出させてしばらくすると、雨は落ち着き、

2時間半ほどで那須に着いた頃には空は明るくなり始めていた。

高原の木々と空の色、風の感じがとても好きだ。

 

また那須にこれたんだなあと実感する。

 

一番に伺ったのはとても美味しいチーズを生産・販売されている工房さん。

テレビで紹介され、地元スーパーに下される分はすぐ売り切れると聞く。

そのチーズを変えたのでオット、大喜び。

 

早めに腹ごしらえ。

美味しいお店はシンプルなカルボナーラがとても美味しい。

 

デザートがこのボリューム。

家族全員でシェアできた。

 

そして我が家恒例の那須どうぶつ王国へ。

駐車場の片隅に停められていた送迎バスが可愛い。

 

私はこのバスが一番気に入った。

 

入ってすぐ、いきなり大量のプレーリードッグさんたちの群を

つくづくと楽しませて頂く。

那須どうぶつ王国は数年前から展示方法がガラリと変わり、

非常に見応えあり、学びも多い素晴らしい場所になった。

こんなに近くで、

じっくりプレーリードッグさんの様子を見させていただけたことは

過去なかったと思う。

 

ホッキョクオオカミ。

まるで神様のお使いのよう。

 

くつろぎ方が可愛い。

 

厚いガラスの向こうのスカンクさんたち。

足をあげようとする動作にヒヤヒヤ。

 

仲良しアリクイのペア。

 

ふと顔を上げたすぐそこに、ふさふさした毛皮の塊。

まさにモフモフ。

ナマケモノさんだ。

                       

色鮮やかなフラミンゴさんたち。

 

エレガントな白鳥。

 

うちの家族へのエサのねだり方が可愛かった。

「あの。そちらにお持ちのエサ、私にくださいません?」

 

迫力のジャガー。

動きが早く後ろ足のあたり、ボケてます。

 

胸打たれたこの高貴なお姿。

サーバルキャット様のファンに成り果てた私。

 

ワオキツネザルさんたちのこの並びはどう!?

このおしっぽの愛らしさは?

 

一見普通のお猫様に視えるけど、ツシマヤマネコさんです。

かなり大きめ。

 

こちらスナネコさん。かなり小さめ。

 

そして恒例、ウォンバットさんの温泉の図。

ホカ〜っと湯気の立つ温泉の中で、本当に気持ち良さそうで幸せな気持ちに。

 

圧巻はシベリアトラのレイ君。ギャラリーの数が多くて

餌やりショーは大人気。

 

視線を感じて見上げたらレッサーパンダからのまなざし。

 

たくさんの動物たちを見、飼育員さんたちからの熱心なご説明によって

絶滅の危機やについて考えさせられた有意義な時間に家族で大満足。

 

宿にチェックインし(オットの会社の保養所。社員しか使わない。

温泉入り放題、一泊二食付きで一人二千円の破格の安さ。

福利厚生の良さに感謝する瞬間)

素晴らしいご馳走に舌鼓。

これだけの品数のものを、できたての暖かい状態で食べられるのは
とても幸せなこと。
普通の、いや、それ以上の幸福を

揺れる炎の中に確かめる。

 

年越しの蕎麦を食べ、紅白を観ながら、

家族で無事に歳を越せたことを祝いあった。

 

朝は6時から温泉につかり、

ゆっくり夜が明けてゆくのを湯上りの体の火照りを覚ましながら見る。

 

昨日は雨だったけれど、元旦の朝は晴れ、

美しい日の出。

 

新しいソックスを履き、

 

元旦朝の朝食。

 

お雑煮も出てとても豪華。

 

今年はきっとまた良い年になると、

 

信じてやまない。

 

出かけて、家族でそれぞれ職場へのお土産を買い、

大好きなレストランで早めのランチ。

 

こんな光源の景色が好き。

 

素晴らしい前菜の一皿。

 

温まるスープ。

 

大好物のラビオリ!

 

ムスコデザートはアイスの盛り合わせ。

 

私はラム酒の香りも高いティラミスを。

 

オットはエスプレッソを楽しんで。

 

アウトレットガーデンで買い物をする頃にはとても風が強くなっていた。

晴れているけれど強風で体温を奪われる。

広大なスペースは風が吹き抜け、でも人がとてもたくさん集まって賑わっており、

我が家もオットとムスコのスーツやコートをしっかり購入。

(私とムスメは現在何かが欲しいという気持ちがないので買わなかった)

 

宿に戻ってすぐまた熱い温泉に浸かり、

髪を洗っていた時、揺れを感じた。

けれど建物が丈夫でしっかりしていて、なにも脅威を感じない。

悠々と「あ、揺れてるねえ」なんて話をしながら温泉を楽しみ、

出てからスマホの画面を見て驚いた。

幾度となく速報の履歴。

部屋に戻ってテレビをつけたら信じられないニュースに、

番組全てが緊急生中継を行なっていた。

 

石川県能登地方を襲った震度7の地震。

まさかまた震災なのか、それも元日に?と

信じられない思いで家族で顔を見合わせる。

そんなことがあっていいのだろうか、と。

 

Xで情報を確かめつつ、食事。

食堂は共通で満席だったけれど、誰もが楽しく暖かく、

おいしいご飯を楽しんでいる。

そうするしかない、ないのだけれど。

色々なことを考えながらの食事。

 

自分にできることを考えながら。

 

Xでは現在の被害状況より、過去の東北や阪神大震災時の

辛い経験を語る方たちの言葉がとても重くて、痛くて、辛くて。

本当に鎮痛な思いをしたし、人が人を傷つける事態になることは

絶対避けたり防いだりしなくてはならないと思った。

人の心は尊くもあり、誠に至らず、穢れに満ちる瞬間もある・・・

地獄的状況が人を試し、人を殺す。

肉体的にも、精神的にも。

そんなことはあってはならない。

 

2日の朝も早朝から温泉に浸かり、

新しい靴下を履くことから始める。

最後の朝食の写真は忘れてるな。。。

 

チェックアウト後、家族で那須温泉神社様参拝。

 

緩やかな、山の斜面を利用して作られたような美しいお社。

 

今年も参拝できた喜びを神様に感謝。

1年のアナスイ な幸せを祈る。心から。

 

九尾狐稲荷様にもお祈り。

 

そうして我が家は無事帰京。

家に帰るとほっとする。この感情を味わうことが旅の醍醐味。

けれど三日間、誰もいなかった家は冷え切って、まるで冷蔵庫の中のよう、

温まるまで時間がかかった。

寒いというのは辛いこと。

疲れ、途方にくれるということ、安心して眠れないことの辛さを思う。

 

1月3日の昨日はまた少し曇っていたけれど。

家族で氏神様参拝。

御祈祷を受けて本当に幸福を願った。

我が家だけでなく、皆が安心安全に暮らせる世の平和を。

 

この願いが天に届きますように。

 

そして本日1月4日の朝は、子供たちの仕事始め。

保育園でのアルバイト、早番のムスメを過保護なオットは、

朝早い時間も危ないからと車で送っていく。

早朝のファミレスでモーニングを食べて子供たちを見送る。

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眩しい御光。

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正午過ぎ、桜神宮様参拝。

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おみくじで大吉をいただいた。

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振り返ると空と光が、息を飲むほど美しかった。

 

最善のことができる1年となりますように。

良き判断、良き行動ができる自分になれますように。

これは今年1年とは限らない、

一生の願いごとかもしれないけれど。

 

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