妻の実家から林檎が届いた。

毎年この時期に送ってもらっていた。

宛先は妻の名前。

さっそく祭壇に供える。


子供達には

『夕食後に食べようね』

と、子供達も

『美味しそう。楽しみ』


食後の後に林檎を剥く。

上手に出来ない。

妻は上手にやってたよな。

分厚い皮を見ながら思う。

『上手く出来なかったなぁ』

『そんな事ないよ。』





食べようとした時、二階から

『ゴトッ』

と、音がした。

びっくりして部屋を見に行ってみたが、何も無い。

クローゼットも開けてみたが、何も無い。


長女が

『ママだね。林檎食べに来たよ』

そうか。来てくれたか。

ハロウィンから1日遅れ。妻らしい。

美味しい林檎だった。