今日は朝から病院で、あまり調子も良くなかったから、歩く足取りも重かった。


でも、病院に差しかかったところに、枝垂れ梅がきれいに花をつけていた。


たった一本。

八割ほど花をつけ、やさしい桃色をまとっていた。


病院までのスロープの真ん中に鎮座する、決して大きくはない一本の木。


でも、通院している人も、付き添う人も、そこで働く人も、

この一本の木に救われる瞬間があるのではないかと思った。


重い足取りが、ふと一瞬軽くなった。


身体が先か、心が先か。

正直なところはわからない。


暴飲暴食や睡眠不足。

生活習慣と言われるもの。


でも、なぜそうなってしまったのか。

それは人それぞれ。


言うことを聞いてくれない身体は、大きい小さいに関わらず、自由を奪う。

身体もそうだが、心もだ。


朝、目が覚めた瞬間に「痛い」とつぶやいてしまう。

今日も調子が悪いな、と感じてしまう。


今までは、

今日も仕事だ。頑張らなきゃ。

それはしんどい場所だったけれど、身体は付いてきてくれていた。

少なくとも、そう思っていた。


でも、今は頑張りたいのに、

そんな言葉、言いたくないのに。


なのに。


目が覚めた瞬間、口にのぼってしまう自分が、一番嫌だ。


でも、今、それが私だ。

鞭打つのはやめた。


逆に、動けた日はめちゃくちゃ褒めている。


今日は全然頑張れなかった。

いやいや、ちゃんと時間どおりに子どもを送り出した。

病院にも行った。

夕飯も作れた。


私はまだ諦めていない。


昔のように動けていた自分に戻るのではなく、

動きたいと思える一日を過ごす。


「今日もご機嫌」と言える朝を迎える。


そのための今日だから。

きっと今日も、必要な一日。


昔は、

このくらい、もっと辛い人はいる。

それでも頑張っている人はたくさんいる。

だから、こんなことで止まっちゃダメ。頼っちゃダメ。

そう思っていた。


「それくらい」とか、「そんなこと」とか。

小さな出来事として扱われたこともある。


だから、

誰かに許されないと止まれない。

誰かより辛くないと許されない。


そんな生き方だった。


もう、やめてもいいよね。