真夏の蓮散歩 | 上京パンダ

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東京四年目のパンダ。

真夏の東京は暑かった。日本中だったけれど。

そんな夏の日の蓮めぐり。地下鉄で本蓮沼駅下車。ぶらぶら歩いていく。近くに大きなスポーツ施設があるためかジャージを着た学生たちがたくさんいる。未来の日本代表たちを横目に路地裏を進んで中山道を越えてぶらり。

 

中山道の上には高速の高架がはうように通っている。周りは住宅街。団地が多い印象の前野町をブラブラ歩く。しかし暑い。

高速とつかず離れずの距離具合で郊外のほうへと進んでいく。

 

 

ここから先の地名は「中台」や「西台」など。高低差に高まる期待感。環八を挟んでたくさんの坂道・階段が登場。長く急な坂も多く汗だくになりながら登っていく。崖をのぼるような急な階段に遭遇!ベストオブ急こう配2018。上は行き止まりなので、そこの家の人だけしか使わないようだ。選ばれし物のみが登ることができる高貴な階段。一休みしながら高台から街を望む。環八通と高低差にそって並ぶ建物。そろそろ夕暮れ、先を急ぐ。

 

 


 

西台で猫さんたちに何匹も出会う。特に西台公園まわりには何匹もいて服装もさまざま。トイレ中三毛猫さん、失礼しました。

暑い夏を彼らはどうやって過ごしていたんだろうか。涼めるところが見つかっているといいね。

 

 

最後にたどり着いた蓮根。面白い地名。日が暮れてもまだ暑い。耐えかねてファミレスで休憩。ドリンクバーで水分補給。しながらこれを描く。

 

夕闇の中を地下鉄(といってもこのあたりの区間は地上を走るが)で都心部へと戻っていく。

近所で盆踊りをしていた。並ぶ提灯の明かり、着物姿のひとたち、夜まで残る暑さを感じながら夏が過ぎていく。

 

蓮から蓮へと歩いた真夏の蓮散歩。祭りのあととともに夏が終わっていく。

 

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