ロイヤルランブル2015 | 上京パンダ

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東京四年目のパンダ。

ブログかきかき100回記念SP企画!

スーパー不定期にダラダラとつたない文章と落書きめいた絵日記をお送りしてきましたが、記念すべき100記事目ということで、特別企画をお送りします。

WWEの4大大会のひとつ、冬の大一番「ロイヤルランブル2015」を実況中継します。といってもスカパー放送は2月はじめなのでむっちゃ遅くなったけど。深夜にロイヤルランブルを観ながらパソコンをカタカタして書いたので誤字脱字はご容赦ください。100回記念にも関わらず、読む気の失せる長ったるいプロレス記事です。

では、どうぞ。



ロイヤルランブル2015開幕!派手に花火がパンパン!!

いよいよ始まったロイヤルランブル!レッスルマニアへ続く道がここから始まる大一番!会場のテンションも最高潮!


第一試合はオールドスクールのニューエイジアウトローズ対NXTより昇格した若手タッグのジ・アセンションズ。
アセンションズのレジェンドのタッグチームへの無礼な発言に端を発した遺恨戦。ニューエイジアウトローズはビリー・ガンとロード・ドックのコンビで、一昔前、アティチュード時代ののWWE(当時はWWF)で活躍した古株コンビ。近年たまに登場し試合もこなす。一方のジ・アセンションズは下部団体NXTのタッグ王座を長期間保持し最近一軍昇格を果たした若手で最も勢いのあるタッグ。顔のペイントが特徴的な怪奇派キャラ。
アウトローズの前口上を観客も一緒になって叫ぶ。大盛り上がり!アセンションズがややずる賢い手法でビリーに合体殺法を決め勝利。若手とはいえ現役としては負けられないもんね。


前回RAWを振り返る。復活した権力者たちにより解雇された3人の仲間を復帰させるため絶対的に不利な3対1のハンディ戦に挑むわれらがジョン・シナ。スティングのRAW初登場という歴史的な出来事により見事勝利したが、果たして今夜のWWE世界ヘビー級王座戦はどうなるか。


第二試合はWWEタッグ王座戦。王者チームのウーソズ対ハリウッドスター気取りのザ・ミズ&ミズドウ組。
ウーソズはサモア系の双子タッグ。WWEで相撲レスラーとして活躍したリキシの息子たち。ここ数年二世、三世の登場がかなり多くなっているWWE。双子らしい息の合った動きとスヌーカ伝統のスプラッシュを武器に躍進し昨年のベストタッグにも輝く。
一方のザ・ミズは映画出演を機にA級ハリウッドスター気取りの嫌味なキャラを確立。その代役という立場で動きを完コピするミズドウ(もとはサンドウ)とコンビを組みコミカルなやりとりが観客の支持を受けている不思議なコンビ。
必殺技が返される白熱した展開になるも最後はウーソズが粘り勝ちで王座防衛。安定感が増してきたので長期政権になるのかな。


JJセキュリティー(ジェイミー・ノーブル&ジョーイ・マーキュリー)とセス・ロリンズのスキット(舞台裏や控室でのやりとり)。久々に表舞台に出てきたノーブルとマーキュリー。二人とも自分がWWEを見始めてからデビューして現役を退くまでを見ていたので、彼らが登場しリング内外で動き回る姿を見るのはレジェンド以上に感慨深いものがある。若いファンの目にはどううつるのか。


第三試合はディーバ(女子レスラー)のタッグ戦。抗争深まるベラ・ツインズとペイジ&ナタリア組の女の戦い。
ベラ姉妹は珍しい双子のディーバ。ウーソズよりは見分けがつきやすい。昨年夏から秋まで兄弟げんかしていたのに突如和解した。ペイジは黒髪と色白の肌が特徴の若手ディーバで日本人受けがよさそうなルックス。ナタリアは有名なレスリング家系であるハート家のDNAを受け継ぐ実力派ディーバ。最近二人の奇妙な友情タッグが進行中。性格に難ありで一向に友達のできないペイジのことだから、いつまで持つのか心配。
やや緩めのペースで試合が進む。ナタリアが長く捕まりなかなか勝機を見いだせない展開が続く。最後は交代を阻んだ姉妹が勝利を奪い対立軸はまだ続きそう。


メインのロイヤルランブル戦への各選手の意気込みインタビュー。それぞれが熱い思いを語る。


第四試合はWWE世界ヘビー級王座をかけた三つ巴戦。三つ巴戦(トリプルスレットマッチ)はリング上で3人の選手が同時に闘う形式。いずれか二人の間で決着(3カウントフォールおよびギブアップ)すれば終了なので、王者以外の二人で試合が決まって王者は王座を失うこともある点が大きなポイントとなる。分かんないよね。
不動のエースで団体の顔ともいえるジョン・シナ入場。相変わらずの大歓声とブーイングが混じる。入場曲に合わせて「シナ最低」と叫ぶ新たなチャント(掛け声みたいなもの)が発生。今後はやりそう。
若手のトップに駆け上がったセス・ロリンズが入場。最後は王者のブロック・レズナー。
プロレス少年が夢をかなえ、人一倍の努力と不屈の精神力でWWEのトップにのぼりつめたシナ。よりマニアックな日本のプロレスの匂いが見え隠れするロリンズはプロレス新世代の筆頭格。団体の期待を背負いデビューから勢いが止まらない。レズナーはアマレスの全米王者の肩書を引っさげWWEに登場し瞬く間に王座ベルトを手にした怪物で、退団・格闘技進出を経て再びWWEに戻ってきた出戻り組。そのバックボーンもキャリアもプロレス観も異なる三者の対戦に試合前から緊張感が漂う。
序盤は怪物レズナーが圧倒。力で二人をちぎっては投げダメージを与えていく。徐々に場外戦へと発展し試合がより激しさを増す。激しい肉弾戦とスリリングな展開が続く。シナの猛攻とセスの実況席へのダイブによりレズナーが戦闘不能状態となりリング上はシナとセスの一騎打ちの様相に。必殺技でも決められない特番らしい瞬間の連続を断ち切るようにレズナーが復活し一気に攻勢をかけ王座を死守。
ベルト移動だと思っていたらなんという結末。一瞬も目が離せないすごい試合だった。


いよいよメインのロイヤルランブル戦。大会名にもなっている試合で、試合の勝者は年間最大の大会レッスルマニアでの王座戦に出場できる非常に重要な試合になっている。試合のルールとしては、30人にレスラーが順番にリングに入りトップロープを超えて場外に落ちたものが失格となり、最後まで失格にならずに残ったものが優勝となる。最後のほうに参戦する方が体力的にも明らかに有利なので運も必要な試合。
大勢のレスラーがランダムに登場するので思わぬ顔合わせや因縁の相手との対面など面白い展開が次々と起こる。また、毎年欠場明けの選手の復帰や懐かしのレジェンドの参戦といったサプライズもあったりして注目だ。


1番目ザ・ミズと2番目のR・トゥルースでスタート。優勝の可能性が一番低いとされる入場順だが、過去には優勝者もいて侮れない。
3番手の入場曲がかかる・・・この曲は!なんとババレイ・ダッドリーが登場!!!あまりの驚きにしばらく固まる。スティングに続いてTNAからの登場が続くな。今年のサプライズ枠が早くも出たようす。ディーボンの代打としてトゥルースと共闘しミズにワザップヘッドバット、3Dを決め観客も大興奮。
4番目はひげ面の怪物ルーク・ハーパー。ババレイとの殴り合いから5番目のブレイ・ワイアット登場!ハーパーとの元師弟コンビでババレイを失格に。
そこに6番目のカーティス・アクセル入場。やられ要員感がぷんぷんするなと思っていたら案の定背後から赤ひげ坊主のエリック・ローワンが襲撃。参戦権は無いけどリングに上がっちゃって、ワイアットファミリーの3人が顔を合わせることに。三者の思惑が入り混じったっ攻防の末に元家長のワイアットのみが残る。
とそこに7番目の・・・・ブギーマン!!!わー!サプライズ枠2!顔面赤や黒の不気味な化粧をしたミミズを食らう超絶怪奇派レスラーと気持ち悪い風貌と不気味な言動を繰り返すサイコ洗脳者の対面。すごい光景だ。新旧の怪奇派レスラー対決はクローズライン一発でワイアットが制した。
8番目のシン・カラ、9番目のザック・ライダーを排除したワイアットの独壇場に。リング上で一人次の参戦者を待つ。
10番目に登場は会場人気No1ダニエル・ブライアン。感動の王座戴冠のあと怪我で王座を返上し長期欠場していたがようやく復帰。因縁の相手ワイアットと対面。
11番目にフラメンコダンサーのファンタンゴが入場。なぜか異様にモテるWWE一の伊達男。このあたりからだんだんとリング上が混んでくる。
12番目のタイソン・キッドはハード道場で修業した実力派レスラー。ナタリアの旦那キャラで定着しつつあるがもう一段上に行きたいところ。ブライアンとスピード感あふれる攻防を見せるも落とされて失格。
13番目はスターダスト。兄ゴールダストとの風変りなコンビ「宇宙兄弟」として躍進しスランプを脱出した。昨年はタッグ王座も獲得したしシングル戦線にも絡んでいきたいところだが。
14番目はレジェンド枠。DDPことダイヤモンド・ダラス・ペイジ!WWEには久々の登場。ベテランらしい動きでダイヤモンドカッターを決めリング上を制圧するも、15番目に現れたロシアの怪物アレクサンダー・ルセフにより失格に。
ここでワイアットの一撃により大本命のブライアンが失格に!優勝か終盤まで残ると思っていたので予想外の結末にブライアンも自分も茫然。
16番目のゴールダストが入りあちこちで競り合いが行われる。宇宙兄弟の仲間割れも一瞬起こる。
17番目は黒人ユニットを結成したコフィ・キングストン。見事な身体能力を生かし毎年ランブル戦で名場面を作ってきた男。今年は、リング外に放り出されるも18番目登場のお祭り男アダム・ローズの仲間たちに抱えられ場外に着地せずにリングに帰還するという方法で名場面を演出。年々ハードルが上がってるだろうから大変やろなー。そのあとルセフに落とされ失格に。
19番手には対抗馬のローマン・レインズが客席を通って入場。いかつい体格のサモア系の二世。昨年大ブレイクを果たし王座に最も近い位置にいる期待のホープで、ランブル戦で一回に失格にした人数の最多記録保持者でもある。しかし入場時に客席からはブーイングが発生していたのには引っかかる。宇宙兄弟のふたりを失格にするとリング上は三人に。
20番目はさらにごっつい体格の黒人レスラー、ビッグ・E・ラングストン。ルセフと怪力対決。ここまでで3分の2が参戦。
21番目は・・・再びミズ?ではなく代役のダミアン・サンドウ。するとミズがとんできて自分が代わりに入るから帰れと告げる。しかし隙を見てミズドウがリングイン。落とされるもいよいよ自我が芽生えてきたか?
22番目に真の米国人ジャック・スワガー。アマレスの雄でカート・アングルの再来になると思ってたのにいまいちブレイクしないんだよな。もったいない。
続いて23番目は遅れてきた怪物ライバック。リング上がゴリゴリの大型レスラーだらけになる。アメリカ人の好きそうなわかりやすい肉弾戦が展開。ワイアットはまだしぶとく残っている。
24番手に赤い処刑マシーン、ケインが登場!またもでかいやつが増える。このあたりからの参戦者は体力的に優勝の可能性が高くなる。しばらく失格者なく競り合いが続く。
25盤目は狂犬ディーン・アンブローズ。この子も日本のプロレス的な動きを随所に見せるマニアックレスラー。反体制で狂気じみたスタイルが人気を得ている。抗争相手のワイアットに向かう。
26番目に登場したのはタイタス・オニール。手足の長い長身の黒人レスラー。アンブローズとレインズによりわずか4秒で失格にされる。サンティーノ・マレラの最短失格記録更新はならず。
27番目にはIC王者バッドニュース・バレット。28番手はスイスの超人アントニオ・セザーロ。このあたりの参戦順は過去の優勝者も多い有利なナンバー。脱落者なく人が増えてリング上が混んできたぞ。
29番目に登場したのは大巨人ビッグ・ショー。ケインと共闘し他のレスラーを次々に破壊していく。スワガー、ライバックが失格に。
30番目最後の参戦者はドルフ・ジグラー!特に昨年から株価急上昇中の中堅レスラー。受けっぷりの良さはWWEで一番といってもいい位で、粘り強い戦いで熱戦を繰り広げるいい味出しまくりの選手。激しい肉弾戦が展開される。
大巨人のKOパンチによりジグラー、ワイアットがついに脱落。客席からはため息がもれる。残りは四人!ケイン&大巨人対レインズ&アンブローズの2対2の構図に。祭典での相手がレズナーというのを考えると順当にいけばレインズ優勝だが。
ケインと大巨人の共同作戦によりアンブローズが失格になったところで案の定仲間割れが勃発。もめた所をレインズがまとめて落として失格にさせる。このあたりでレインズへのブーイングがなぜ止まらない。人気のブライアン、ワイアット、アンブローズ、ジグラーが敗退したためか微妙な空気が漂う。
怒りのケインと大巨人がレインズを襲う。しかし場内はブーイングも止まず異様な雰囲気に包まれみな困惑気味にみえる。とその時、皆の王者、ザ・ロックが現れた!!!怪物二人を追い出しレインズを援護。
するとリング外からルセフが飛び込んできてレインズに向かっていく。まだ失格になってなかったのか。気づかんかった。大逆転を狙うもレインズは冷静にルセフをさばき場外に落とし優勝が決定!
同じサモアンの血が流れるロックが祝福し手を挙げる。感動の瞬間のはずだが、やはり観客は不満げで場内の空気はなんとも微妙なまま。HHHとステフの権力者夫婦が現れロックとの因縁づけのはずなのに、集中できず緊張感がみえない。そのままエンディング。

観客も素直に喜んでもいいのになとも思うけど、そこは彼らの自由。予想外の反応だったかもしれない今回のランブル戦。思いどおりにいかないのもまたプロレスなんだけどね。

さあいよいよ年間最大イベント「レッスルマニア」に向けて動き出したWWE。目が離せない!

気づけばもう夜が明けてしまった。はやく寝よう。









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