前略

今回、東村山市議会の会派「市民クラブ草の根(以下「草の根」と略)」についてお知らせし、ご検討して頂きたいことがあり、メールをお送りします。

草の根には95年の「朝木明代市議転落死事件」で様々なマスコミに登場した矢野穂積市議・朝木直子市議が所属しています。

この草の根の矢野穂積市議は「庶民・弱者の立場を貫く」と自らのスタンスを表明しており、いわば護憲派・左派という立場であると考えられます。

ところが草の根は去年から極右団体「維新政党・新風」の元副代表瀬戸弘幸らと「共闘関係」を結んでいます。

瀬戸弘幸はブログ「日本よ何処へ」(http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/)で過激なナショナリズム・排外主義を掲げている人物で、いわゆる「ネット右翼」と呼ばれる人々に少なくない影響を与えています。また彼は、同じく過激な外国人排斥を主張する「在日特権を許さない市民の会」のメンバーでもあります。

草の根の矢野穂積市議は、この瀬戸弘幸らが主催する反創価学会のシンポジウムに参加し、「創価学会を攻めるなら弱いところを攻めろ」という趣旨の発言をしています(http://pullman.blog117.fc2.com/blog-entry-156.html)。また、2009年9月1日にはこの右翼らによって、草の根が「創価学会の手先」と見なしている東村山市の洋品店が襲撃されるという事態が起きました(尚、この洋品店は創価学会とは無関係であるだけでなく、故朝木明代市議が万引き事件を起こした店であり、そのことを草の根から「でっちあげ」などと非難されいくつかの裁判に巻き込まれた被害者です)。先の発言はこの「襲撃」行為を肯定し、さらなる嫌がらせを煽動しているものと思われます。

※なお、驚くべきことに、彼らはこの「襲撃」を収めた動画を自らネットで公開しています。これを見れば彼らがいかに非常識極まる集団であるかご理解頂けると思います。

http://www.youtube.com/watch?v=Gz3VTzWdI2g

また草の根は黒田大輔という人物(右翼団体「日本を護る市民の会」http://seaside-office.at.webry.info/代表。前述の瀬戸弘幸としばしば行動を共にしている)と共にポスティング活動なども行っているようです。

http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20090609

それ以外にも草の根は数々の問題を引き起こしており、それらの多くは「庶民・弱者の立場を貫く」という言葉と正反対と言えるものです。これについては以下のブログ記事に概要が書かれていますのでご参照下さい。

http://ameblo.jp/oharan/entry-10252410588.html
http://ameblo.jp/oharan/entry-10252938113.html
http://ameblo.jp/oharan/entry-10254695971.html
http://ameblo.jp/oharan/entry-10253621592.html


さて、前置きが長くなりましたが本題はここからです。現在、この草の根と東村山市(あるいは北多摩地区)の共産党とが連携し、協力関係にあるのではないか、という疑いが浮上しています。

http://tyubunn.blog.ocn.ne.jp/berumokku/2009/06/post_bb2e-1.html
http://blog.livedoor.jp/patriotism_japan/archives/51522981.html
http://blog.livedoor.jp/patriotism_japan/archives/51523403.html
http://blog.livedoor.jp/patriotism_japan/archives/51523922.html

もしこのこと―すなわち、弱者の味方を自称する市議が、弱者の敵としか思えない右翼らと手を組み、さらにその市議と共産党が協力関係を結んでいるということ―が事実であるならば、非常に問題ではないでしょうか。

私は東村山市民ではありませんが、国政における確かな野党としての共産党、地方においては生活者、特に社会的弱者に対する政策を重視してきた共産党に対しては敬意を抱いていますし、投票もしてきました。そのような「弱きを助け、強きをくじく」共産党が、草の根のような、弱者の味方の仮面を被りながら実は正反対の行動を取っている団体と手を結んでいるとしたら、私以外の共産党支持者をも失望させるだけでなく、共産党にとって非常に不名誉なスキャンダルにもなり得る問題だと思います。

ちなみにこの東村山問題、というより草の根問題は、一部のネットユーザーからも注目されており、それを専門に扱うネット掲示板やブログも複数存在します(これについてはhttp://www42.atwiki.jp/higashimurayama/pages/43.htmlをご参照下さい)。

どうかこの件について実態を調査した上で、もし上記の疑いが事実であるなら、早急に草の根との関係を断ち切って頂きたいと思います。先にも書きましたが、もしこのような事実が明るみになれば、共産党の名誉を傷つけるのみならず、共産党に反対する勢力を利することにもなりかねません。

最後になりましたが、貴党のますますのご活躍・ご発展を心より願っております。