最近は冬なのか、春なのかよくわからない季節です。
一週間ほど前の湖付近は、こんな感じでした。
ベンチとほぼ同じくらいの高さまで、雪が積もっていました
気温が上がり、雪が溶けて道路に川が流れて、動きづらくブーツで歩いてもベチャベチャ
少し暖かくなっても油断ができないのが北極圏。
この一週間で、もう少し歩きやすくなっているようです。
南スウェーデンでは桜が咲いているところもあるようですが、ここでは見られなくて残念。。
さて、最近見たNetflixのオススメ映画の紹介します
「トナカイは殺されて」というスウェーデンの映画(スウェーデン語タイトル:Stöld)で、北部スウェーデンに住む先住民族サーミ人のトナカイが殺されたことにより、サーミ人の少女が復讐を誓う物語。
こちらが4月12日からNetflixで公開されたと聞いたので、観てみました。
あれ、わたしの知っている景色が出ている
上記のシーン、昨年2月にあったヨックモックウインターマーケット2023の映像でした
その時の記事がこちら。
え、あの時に映画の撮影してたの...?
X(旧:Twitter)に投稿されてたNetflixの映画紹介文の右下に写っている男性、見たことあるなと思ったら
ウインターマーケットのパレードでわたしが目の前で写真を取らせていただいた方でした
キリッとしています
この子たちもいたの覚えてる!
トナカイのパレードに出てたサーミ人たちも確かにいたの覚えてます
そして、もう一つ見たことがある場面、
うちの目の前でした
しかもわたしが住んでるアパートもほんの少し写っていました。
Netflixデビュー(家のみ)
自分が毎日通っている道を画面越しに見るって不思議な気分、、、
この映画を観ると、自分が住むラップランドは多くのサーミ人、スウェーデン人と共存する地域だなというのがよくわかります。
サーミ人に関する作品は、他に「サーミの血」という映画があります。
(簡単なあらすじ)
1930年代にラップランドで暮らす先住民族のサーミ人はスウェーデン人からひどい差別を受けていた。
サーミ人の少女エレ・マリャは寄宿学校に通っていたが、そこではサーミ語を使用することを禁止され、成績が優秀だった彼女が進学を希望すると「サーミ人の脳は文明に適応できない」と言われる。
ある日、エレはスウェーデンのふりをして忍び込んだ夏祭りで、都会的な少年ニクラスと出会い、恋に落ちる。
トナカイを放牧しながらテントで暮らす生活から抜け出したい考えていたエレは、彼を頼って街に出かけた。
このような内容の映画です
サーミの血は、Netflix以外の配信サービスで観られると思います。
昔は北欧に先住民族がいるなんて知りませんでしたが、夫と付き合ってまだ日本にいるときにこちらの映画を観て知ることができました
「サーミの血」はサーミ人について知るきっかけになり、「トナカイは殺されて」は自分と同じ北スウェーデンでの出来事という認識になりました。
北スウェーデンに住んでる限りサーミ人と関わることは多いので、わたしにとって彼らの歴史や文化を理解するいい映画だと思います。
お時間があるときにぜひ観てみてください!