今日をもって今年が終了。
今年一番の大きな出来事は、やはり日本からスウェーデンに移住したことです
生まれも育ちもずっと福岡に居たわたしが、自分の環境を変えることに一歩踏み出した瞬間だったと思います。
さて、スウェーデンの北極圏に来て10か月経ちました。この街に日本人はわたし以外は住んでいません
アジア人はほぼタイ人ばかりですが、若いスウェーデン人の男性と一緒にいるアジア人というのはあまりいないため、わたしたち夫婦は結構目立ちますそんな中で夫の地元に住んでいるわたしは、日本人という事は色んな人に知られており、わたしが知らない人でもわたしのことを知っている人は多いです
そして、日本人ということで良い印象を持ってくれ、日本人と関わっていきたいと考えている人に会うことも多いです。
スウェーデンの北極圏で出会った日本人に好印象を持った人たち、関わりたい人たち
①病院にコロナのワクチンを受けに行った際に、「どこの国の方ですか?」と問診され「日本です」と答えたところ、「僕、日本のこと大好きなんだよ
」と答える男性の看護師さん。
ワクチンを打つまで、待合室で他に患者さんがいるのにずっとわたしと夫に話しかける看護師さん。「僕ドイツ出身で、日本在住のドイツ人のYouTuberの動画をいつも見て日本に行きたいと思っているんだよね」「古事記カルタを買ったけど、コロナのせいでまだ日本から届いてないんだよね。」「日本語能力試験を受けたいんだ」「ねぇ、見て。日本語の勉強をしているんだよ!」といって、持っているカルテの下に一枚紙が挟んであり、そこに日本語で漢字・ひらがな・カタカナを練習していました。
帰り際に「またね!」って日本語で言われました
この小さな街で、日本人に会えたことがうれしかったらしく、それ以降病院に行くたび話しかけてきます
②夏ごろに近くの湖の周りの森を夫と散歩途中で電話をしている中東系の男性とすれ違い。夫の知り合いだったらしく、夫は「Hej!」と声をかけていました。その人は歩くペースが速かったらしく、わたしたちが1周している間に2回目にまたすれ違いました。夫がまた「Hej!」と声をかけ、その男性はクールに「Hej」と返しました。
しかし、その後ろにわたしが歩いているのを見た途端、目と口を大きく開け、満面の笑みで「コンニチハー」と日本語で挨拶をしてくれました
いつか日本人と一緒にビジネスをしたいと思っている方だそうです。
③4月頃に教会で出会った義母の友人である女性。最初に会ったときは英語で話しかけていただきました。12月に入りわたしが出産する前に「ぜひ夕食に招待したい」といわれ、夫とともにその方のおうちにお邪魔しました。
最初にキッチンの方に行くと、テーブルに抹茶のキットカットが置いてありました。
夕食が出来上がるまで少し談笑していたところ、わたしに見せたいものがあるといわれ見ると、化粧箱に入った蓋つきのお椀が5客ほど入ってました(写真撮り忘れた)
どう見たって数万円はするような代物
実はその方は日本に行ったことがあり、東京に友人がいるそうです東京・大阪・京都を訪問し東京に行った際は、戸越銀座と新宿に行かれたとのこと。
その後デザートを食べるため、リビングにみんなで移動すると、
大きく手を広げたはんてんが飾られていました
「あ、はんてん!」とわたしがいうと、冬に着るこの服の名前がずっとわからなかったけど、今日をもって無事に知ることができたとのことお役に立ててよかったです!
居間には日本で買った人形たちが並べられていました
デザートは先ほどの蓋つきのお椀に入れられていました。
また、話を聞いているとその方の弟さんは京都大学に留学をされていたことがあるそうで、京都の由緒ある呉服屋さんにホームステイされていたとのこと。義母の友人も話している感じでわかるけど、弟さんもかなり賢い方だなと思いました 日本家屋がたくさん載っている写真集を持っており、見せていただくとその呉服屋さんの家屋も掲載されていました。
2時間ほどの食事会を終え、帰ろうとしました。こちらは来た時から玄関入ってすぐに気になっていたもの。
それは、漢字で書かれた包丁の化粧箱でした。この箱はキーケースにされているとのこと。
こういったものを持っているというのは、TVやメディアで脚色されたわけではない、ほんとに日本が好きな方なんだなという改めて感じました
ちなみに、夫は義母の友人が日本大好きだったということは知らなかったようです
④先日スウェーデン運輸局(Trafikverket)に行って、運転免許証の写真を撮りにいきました。わたしと夫が2人で並んでいた際に、既に何人か並んでいました。写真を撮るまでの間は椅子に座って待機。わたしたち夫婦は基本的に日本語で話をしているので、いつものように話していたところ、突然ひとつ前の男性が立ち上がってわたしたちに話しかけてきました
男性はドイツの方で、奥さん(もしくは彼女)の写真撮影を待っていたけど、日本語が聞こえてきたので気になったらしく「ねぇ、君は日本人だよね?コンニチハ!」と声をかけてきました。話を聞くと以前付き合っていた彼女が日本人で東京出身だったそうです。その方はイギリスで元彼女と付き合っていたらしいけど、日本語を話すことまではできなかったので夫に「どうやって日本語習得したの?」ってしきりに聞いてきました。(ちなみに①のドイツ人男性とは別の方です)
以上がこの10か月で出会った日本人と関わりたい、日本に好印象を持った方たちです
南のストックホルムなどではたくさん日本人がいますが、わたしが住む北極圏に日本人は多くないようです。
そのため、日本についてあまり知らない人も多いと思っていましたが、意外にも日本のことを知っている人がいるなという感じでした
最近のサッカーワールドカップも含めて、日本人の印象は悪くないということもあるので、異国の地で悪目立ちせず地道に生活をしていきたいと思います
さて、今日は大晦日。ブログを2月に開設しましたが、まだまだ書き足りないこととか色々あります。
そのため、来年もまだまだ継続していきますので、よろしくおねがいします
Gott nytt år!