スウェーデンに移住して以来、2月23日から移民のためのスウェーデン語学校(SFI)に10か月通っていましたが、12月22日をもってわたしはSFIを一旦終了しました
理由は、1月に出産のため産休に入った形です。
もうね、最初わたしは毎日泣きそうなくらい学校がイヤでした。言葉が分からなさすぎて。
周りはアフリカ系、ヨーロッパ、中東系などの見たことも関わったこともない国の人たち。
北極圏の中で少数派のわたしに比べて、他の移民難民はたくさんのコミュニティがあり、スウェーデン語はわからなくても第2,第3言語で仲間たちと話しているんですよ。本当に毎日、胸が潰れそうな思いでした。
東アジア出身の日本人なんて、みんな初めて会ったばかりの人たちだし、私のことを宇宙人のように感じている人が多かったと思います
英語もそんなに得意ではなく、スウェーデン語でわからないときは英語で返そうと思っても言葉が出てこなかったり、とても大変でした。
学校に通い始めたときは、毎日夫に愚痴ってたと思います。
教室内です。
初めて来たときは書いてる意味もわからな過ぎて、掲示物を見るのも嫌でした。
だけど、3か月くらい経ったときになんだか急にイヤじゃなくなりました。少しずつ慣れてきたからだと思います。
そして、自分のことだけ一生懸命だった当初に比べてクラスメイトの名前や出身国、性格などがだいたい掴めるくらい余裕が出てきたことも1つあると思います。あとは、タイ人の女子と仲良くなることができたからかな
SFIで出会った国の人たちは覚えているだけですが、ポーランド、ドイツ、タイ、ブラジル、トルコ、ルワンダ、シエラレオネ、コソボ、ハンガリー、シリア、イラク、アメリカなどです。
わたしは妊娠したこともあり働いてないですが、クラスメイトたちは働きながら学校に通っている人がとても多いです。学校の生徒も30代以上は、結構多かったです。
そのせいか、わたしはほぼ毎日のように学校に通っており、他に毎日通っていたのは年金生活のドイツ人夫婦くらいでした
ただ、小さい街に住でおりSFIは夫の地元にあるため、近所のコンビニやスーパー、レストランに行っても学校の先生や生徒たちに会うことは結構多かったです。他のクラスの先生は夫の元同級生だったり、みんな知り合いばかりなのでわたしが日本人だという事もいろんな人にバレてました
スウェーデン語が理解できるようになるにつれて、今まで関わったことのない国の人、例えばヒジャブを被ったシリアの女子と「ねぇ、テスト何点やった?」とか、コソボ女子の「いつ子どもが産まれるの?」とか、わたしと前後の席のルワンダ人とふざけながらしゃべったりだとか、街中で顔を合わせると「Hej!(ヘイ)」と声をかけてくれるシエラレオネ人だとか、いつも上品な話し方をするドイツ人の男性。明るく授業を盛り上げてくれるスウェーデン人の担任。
30代半ばにして、人生で初めて異国の地にて学校が楽しいと思えた経験でした
結果として、ほかに日本人が居なくてもわたしの場合は楽しく過ごせたと思います!
少し落ち着いたらまた戻ってくるとは思うけど、スウェーデンに来て初めて入ったコミュニティのため、SFIを離れるのが寂しい
さて、SFI最後の日にクラスのみんなにいくつかお菓子を包んで渡そうと思いました。
包んだのは7つ分です。学校に来る人が冬になって特に少ないので
いざ、登校最終日にクラスに行くと担任1人、ドイツ人の女性1人とわたしだけ
他のみんなは欠席
そのため、担任にはお菓子とクリスマスカード、ドイツ人女性には旦那さんの分も含めて2袋お菓子を渡しました。
帰るときは2人とも「子どもが産まれたら写真を送ってね!」と言ってくれ、別れました。終わりもあっけなかったな
残りは、ちょうど妊婦検診の日だったので、担当の助産師さんにあげたり、夫がクリスマスカードを渡す相手と一緒に持っていってもらいました。
とりあえず、スウェーデン語学校は今年でいったん終えて、年明けには出産という人生の一大イベントがあります。
その間は自分で勉強をして、スウェーデン人と会話をしていきながら、言葉を覚えていこうと思います
あとは今日と明日のクリスマスを楽しむ予定です
ちなみに、夫が職場でクリスマスプレゼントとしてチョコレートを頂きました
スウェーデンではおなじみのMarabouというメーカーです。
写真に写っている表面だけでなく、2層になっているお得なチョコレートです。
夫の職場の人、ありがとうございます