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侍日記

侍日記

今日は坊が幼児教室でトラックを作る日でした。

昨日教材を見たら、かなり難しく、姫でも組み立てられないんじゃないかと思ったぐらいでしたが、果たして坊に組み立てられたのでしょうか。

帰ってから、姫に坊の様子を聞いてビックリしてしまいました。

なんと、坊は第一工程のトラックのタイヤ部分の詰め物を外すだけの簡単な作業も嫌がって、教室で号泣し、他の子は次々とトラックが完成する中、坊は先生に抱っこされ、トラックは全て先生が組み立てていたらしいです。

やはり、俺は坊をもっと男らしく育てないといけないと思いました。

最近、坊の遊びがシルバニアファミリーのウサギ達ばかりになっている事も気になります。

もっと男らしい遊びをさせないといけません。

そして、姫の話はまだ終わりませんでした。

教室から家に戻った際、近所の子供が遊んでいたらしく、三輪車に乗った女の子と男の子が坊に話しかけてくれた様ですが、坊はまだ喋れません。

女の子は「この子、赤ちゃんなん?」と聞いて来たそうです。

姫は「まだ2才なの」と言うと、女の子は不思議そうな顔をして
「私も2才」とはっきり言ったそうです。

その後、姫は男の子に
「何買って来たん?」と聞かれ、姫が買い物袋の中を見せた瞬間
「カップラーメン買い過ぎちゃう~?」と笑われたそうです。

大阪の子供だなぁと微笑ましく思いましたが、男の子も坊と同い年でした。

坊の成長に少し不安になる事もありますが、姫と一緒に暖かく見守ってあげようと思います。

只、坊の男らしさについては探求していかないといけないので、俺ももっと男らしくなれる様に頑張ります。

結局、また男らしさについて考えさせられた一日でした。
何故か俺は侍と言う事になっていますが、俺はギタリストでした。

当時、微妙に流行ったギター侍と同じく、俺は姫に命名されましたが、ギターを弾いていなかった俺は、侍でもなんでも無く、只のサラリーマンで坊の父親になってしまいました。

そんな俺も新しいバンドを組める事になりそうです。また堂々と侍を名乗れます。

大阪に来て何度か姫と一緒にバンドを組みましたが、姫があまりやる気を出してくれず、バンド活動は中断して行きました…。メンバーだった皆さん、ごめんなさい。

今回は姫の許しを得て、俺一人独立し、メンバーの人と会って話をして来ました。

メンバーの人の話に出て来るバンド名を、俺は全然知らず「知らないですねぇ…」「分からないですねぇ…」「聴いた事ないですねぇ…」「それもちょっと…」と、知らないという事を伝えるのに、色々な言い方を苦笑いと共に駆使する事になってしまいました。

こんな会話で大丈夫だったのかが心配ですが、唯一知っているバンド名が一つだけありました。

なんと、それは東京で一緒にバンドをしていたメンバーのバンドでした。

思わぬ所で、知り合い同士だった事にビックリしてしまいました。

東京では一緒にライブをやる様で、もしかしたら俺もまた会える日が来るかもしれません。

大阪では、姫の好きなバンドとも一緒にライブをやっていたり、その事を姫に話すと羨ましがるので、
「りんちゃんもライブを見に来ればいいからね!そしたら会えるよ!」
と俺は言いましたが、それがいけなかった様です…。

「なんでりんが客側なんよ!りんもバンド組んで対バンしてやる!」
と言い出してしまいました。

また歌姫に戻る様です。
しかも俺と張り合う為だけに、バンドを組む気です。

思えば、姫がバンドでプロを目指したきっかけを聞いたのを思い出しました。

高校の部活の先輩に「歌えないならステージに出なきゃいい!」と言われた事に腹を立て、その為だけに高校を辞めてバンドを組み、プロを目指したのです。

今度は俺の思いもよらぬ一言が、姫に再び火を付けてしまった様ですが、姫がやる気を出して、また歌いたいと思ってくれた事が、きっかけはどうあれ、俺は少し嬉しかったです。

しかし、俺はバンドに迎え入れて貰えるのでしょうか。

もし入ったら俺も頑張って、いつか姫のバンドと対バンしたいと思います。

姫の気分が続けばの話ですが、皆さんも姫の事を応援してあげて下さい。
今日は坊の七五三に行って来ました。

坊は二歳半になるのに、外ではいつも歩くのを嫌がります。家の中では走り回っています。

神社でもやっぱり抱っこする事になりましたが、俺はしつけの為に抱っこはしません。

しかし次の瞬間、姫に抱っこされていました。
俺のしつけは意味がありませんでした。

七五三に来ている子供で、抱っこされているのは坊だけでした。

お参りをした後、風船を貰えました。
色々な色の風船があるのに、坊はピンク色を選びました。

歩かなかった坊が、ピンク色の風船を貰うなり、大喜びで走っていました。

俺は男の子なのに、ピンク色を選ぶ事を心配していますが、姫は全く心配しておらず、坊の写真を撮るのにカメラに夢中でした。

姫はいつもカメラに夢中です。良い写真を撮る為に、坊は何度も風船を持って走らされ、橋の所も何度も登らされ、鳥居をくぐる瞬間やら、至る所で姫の指示が飛びました。

参拝客が入らない様に写真を撮りたい姫は、俺達に容赦無く指示を出します。

その後はいつも、「りんの写真が無い!」と俺にカメラを渡して来ますが、俺が撮った写真には不満な様で、「人が入っている!」「なんか変!」「もっとちゃんと撮ってよ!」とだんだんイライラし出して、俺は何度も撮り直しさせられながら、怒られる事になります。

今日も予想通り、姫はご機嫌を損ね怒り出しましたが、姫も坊と可愛い写真が撮れて機嫌を直しました。

坊は千歳飴よりも風船に夢中で、俺はずっと千歳飴を持たされていました。七五三に来て、母親に怒られて帰る子供の様でした…。

坊が七五三を迎える程、成長した事はとても嬉しい事ですが、他の三歳の子供を見ると、坊の成長が少し心配になりました。

姫は可愛い可愛いと言っていますが、歩かずに抱っこされ、男の子は青や緑や黄色の風船を持っているのに、一人ピンクの風船を持ち、千歳飴さえ俺に渡して来る坊を、もっと男らしく育てないといけないと思いました。

その事を姫に相談してみると、俺の子供なんだから、男らしくなくてもしょうがないでしょ!と全く心配していない所か、俺が男らしくない!と批難されてしまいました…。

坊を男らしく育てる為には、俺がもっと男らしくならなくてはいけない様です。

ちなみに、この家で一番男らしいのは姫です。

今日は男らしさについて考えさせられた一日でした。
最近、姫がAKB48にはまっています。

車でもよく、ヘビーローテーションやポニーテールとシュシュなどを姫が歌うので、俺も曲を覚えてしまいました。

今日はチームAとチームBのライブを見させられました。

姫が「チームKのライブを録画するの忘れちゃった~」と本当に残念がっていましたが、俺はチームAだけでも十分です。

AKB48のライブは俺達がしていたライブとは全く違う物でした。

勿論、バンドとアイドルなので違って当然ですが、お客さんも必死で応援している男ばかりでした。

姫はライブを見て、「AKBごっこ」なるものを考え、俺は客になって姫を必死で応援しなければならなくなりました。

ライブではメンバーが、名前や年齢の自己紹介と名前を文字ったキャッチコピーを一人づつ喋り、それを姫も真似したがり、俺は姫のキャッチコピーまで考えなくてはならなくなりました。

歌っている姫を応援するだけだったAKBごっこは、意外に難しい展開になってしまいました。

キャッチコピーなんて考えた事が無いので、良いのが思い浮かびません。

姫は「つまんない!」と言って、AKBごっこを辞めてしまいました。

辞めてくれて助かりました。
正直、客をやらされる俺の方がつまんなかったですが、そんな事も絶対言えません。

それでも、楽しそうにAKBと一緒に歌う姫を、そっと見守ろうと思いました。
お久しぶりです。はじめまして。筋肉痛になってしまいました。

昨日は姫に命じられ、洗車に行って来ました。
面白くて2時間以上かけて綺麗にして来ました。

綺麗になって良かったです。
姫も喜んでくれると想っていましたが、嬉しくて「綺麗になったよね~!」と何度も言ってしまい、姫の機嫌を損ね、何故か頑張ったのに怒られてしまいました。

ついでに、姫は先にご飯を食べ、俺のご飯が無い事も告げられてしまい、綺麗になった車に乗って、お弁当を買いに行く事にしました。

お弁当屋さんで、新しく海鮮丼が発売されていたので、海鮮丼を頼みました。

何人か待っていたので、長い間待たされた挙げ句、「ご飯がなくなってしまいました」と言われてしまいました…。

ここでも、俺のご飯だけがない様です。さんりんぼうなのかもしれません。

仕方がないので、吉牛の新しいキムチクッパ丼を買いに行きましたが、キムチクッパ丼は持ち帰れないそうなので、普通の牛丼になってしまいました。

頑張ってお腹も空いていたので、牛丼でも我慢しました。

けど、まだ食べれません。

姫がマックのサンデーを食べたいと言い出したからです。

そのままドライブスルーに向かわされ、サンデーを頼みましたが、店員が「スプーンをお差ししましょうか?」と言い、スプーンを差しながら、自分の指もクリームに差したにもかかわらず、それを差し出し悲劇が起きました。

姫がその瞬間を目撃していたのです。

「そんなの嫌。指入った。変えて貰ってよ!」

姫が発したのは、その三言で、俺はいつも代わりに言わされます。

代わりのサンデーが出て来ましたが、姫はまださっきの指が入ったサンデーじゃないかを疑っていました。

飛んだ時間のロスです。俺は、早く帰って牛丼が食べたいですが、そんな事は決して口には出来ません。

只々、牛丼のつゆがご飯に浸みて冷めて行くのを、運転しながら黙って待つしかありませんでした。

そして城に戻り、やっと俺もご飯が食べれると思いましたが、「ちょっとだけまくまくする」と言った姫が半分ぐらい牛丼を食べてしまいました…。

今日はすごく、さんりんぼうを感じた一日でした。いただきます。