蓬莱湯(兵庫尼崎)は、女性が安心して利用できる温泉です。
蓬莱湯
1.新聞記事(LGBTの温泉利用について)
2.問い合わせ(Q子)
3.蓬莱湯 代表の稲里美さんからの返信
4.法律や経営の上位にいらっしゃる、バイの雲上人 森奈津子様 (追記 2021.11.30)
5.その後 マスコミによる「蓬莱湯事件」の利用のされ方 (追記 2022.05.27)(追記② 2022.10.03)
6.トランスジェンダーが入れる銭湯イベントを行う女将の想い「虹色銭湯」開催に至った意外な理由 2022.09.20)(追記② 2022.10.03)
7.「犯罪者と同じにしないで」“トランス女性”投稿が物議に…銭湯やトイレはどう対応すべき? 当事者に聞く(追記③ 2023.01.18)
8.最近の蓬莱湯(追記④ 2023.12.12)
1.新聞記事(LGBTの温泉利用について)
2021年11月16日付の神戸新聞NEXTに、LGBTの温泉の利用についての記事が載りました。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202111/0014846430.shtml
2.問い合わせ(Q子)
トランスジェンダー女性の共同浴場利用につき、報道機関をはじめ、トランスジェンダー女性当事者や学者や弁護士などの社会的地位にある者による、現行法や実際のトラブルを無視した発言が繰り返されてきたので、蓬莱湯に現状を問い合わせました。
3.蓬莱湯 代表の稲里美さんからの返信 2021.11.21 (加工はブログ主)
メールを拝見してこの問題はとても奥深いものがあると痛感しております。
兵庫県浴場組合で申し合わせで男性は男湯、女性は女湯のみの入浴で中間層には対応してません。電話でそのような方の入浴の問い合わせがありましたがお断りしました。通常では入浴NGです。
蓬莱湯女将としてはLGBTのNPO法人ミックスレインボーの方と共に貸し切りでお風呂に入ってもらうだけのイベントでございます。
これをきっかけに権利を彼らが主張することはありません。
代表の方にもお伝ええしましたがLGBTの方々の権利の主張のためにこのお風呂に入るイベントをするのではなく、ただ誰にも迷惑をかけずに心地よく入浴してもらうのみです。
私も知識を十分身につけていなくてメールにていろいろな資料をいただき大変参考になりました。まだまだ読み込めていないので時間のある時に熟読させていただきます。
蓬莱湯ではいろんな方々にご入浴いただいておりますが男女以外の方々のご利用はこれからも通常入浴ではお断りしていく所存です。
これからも彼らに対して差別はしませんが区別をしていく取り組みを静かにしていくつもりです。
今後もお気づきの点がございましたら是非ご教示いただきますようお願い申し上げます。
蓬莱湯 稲里美
端的に、嬉しかったです。
これまで様々な責任ある組織に問い合わせをしてきましたが、まともな対応がされませんでした。無視が通常運転。直接電話をかけて確認しても責任を伴った具体的な対応策まで語られることはなく、日和見主義と逃げ腰が伝わってきて不安でした。訴訟までもっていかなければ握り潰されるのではないかとの疑いが晴れませんでした。(浴室内でペニスの付いたトランス女性と遭遇し受付に訴えたが笑って終わりにされたとの話があった。ただし、真偽不明)
もとよりトランスジェンダーの共同浴場利用に反対する女性はいません。
ただ、「分けてほしい」。
その最低ラインが法的な境界の戸籍の性別であり、これまでのように身体本来の性別による区分を希望する女性もいます。
それぞれの希望が反映されることに感謝します。
蓬莱湯は、女性が安心して利用できる温泉です。お薦めします。
4.法律や経営の上位にいらっしゃる、バイの雲上人 森奈津子様 (追記 2021.11.30)
日本は法治国家(の筈)です。公衆浴場法はこちらをどうぞ。
5.その後 マスコミによる「蓬莱湯事件」の利用のされ方 (追記 2022.05.27)
(以下、抜粋。ナンバリング、太文字、着色などの加工はブログ主による)
立場によって見解が異なる中、尼崎市の銭湯「蓬莱湯」が性的マイノリティーに周囲の目を気にせず利用してもらえるイベントを開くと、反響は大きかった。
「当事者の苦労を知った」と賛同の声が寄せられた陰で、根拠なく犯罪者と同一視し「問題を起こす人々なのに」と批判する電話やメールが相次いだ。「なんで目立つことを」と当事者から不安の声も上がった。
「荒れるかもしれない」と主催者たちも正直思っていた。それでも性自認が女性のトランスジェンダー、ゆめかさん(32)=仮名=は言う。「私たちは特権がほしいわけではない」
そして願う。「お互いに歩み寄り、同じラインに立てる社会になってほしい」
→Q子見解
主張通りに、生物学的女性への一方的な譲歩の強要はやめていただきたいものである。
現在は、生物学的な差異の認識や分類の必要性、性犯罪被害者の恐怖心無視を筆頭に、「傷ついて死んじゃうんだぞ!」等(つまり社会的に殺人犯として扱うという)恫喝が横行している。
男性からのクレームに配慮するなら、性差別せずに、女性からのクレームにも配慮されるべきだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d33328b50cbda19b96e1dc9e7e445c64a87c6487 (追記② リンク張り直し)
https://secret.ameba.jp/jokerquestion/amemberentry-12767502778.html(追記②)
6.トランスジェンダーが入れる銭湯イベントを行う女将の想い「虹色銭湯」開催に至った意外な理由 2022.09.20)(追記② 2022.10.03)
(以下、抜粋。ナンバリング、太文字、着色などの加工はブログ主による)
イベント自体は成功だったが、賛否はあった。そして稲さんも現時点では全てを受け入れられないという。
「世の中、まだまだLGBTを理解できない人も多い。大多数のお客様の居心地を損なうような方法では開催したくないです」(稲さん)
本来、銭湯は全ての人を受け入れなくてはならない商売。一方で、既にいる人たちの居場所も守らないといけない。バランスを取るのが困難だった。
告知後には「男が女になって、女が男になるイベントをするのはけしからん!」「差別に絶対屈しないで下さいね!差別は許しません!私はあなたを応援しています!」という正反対の意見の電話があった。
「応援はうれしいのですが、攻撃的という意味ではどちらも同じような雰囲気でした。こういう問題は、時間をかけて慎重に行わないといけない。偶然出会った人たちが穏やかに話せる人たちで良かったです」(稲さん)
今、虹色銭湯は日本でただ1ヶ所、蓬莱湯で年1回しか開催されていない。
「尼崎の人が蓬莱湯ではじめた乙女温泉(乳がん患者がお風呂に入るイベント)も、今は全国に広まっています。トランスジェンダーの虹色銭湯も時間をかけて、広まるかもしれませんね」(稲さん)
→Q子見解
乙女温泉を始めたのが蓬莱湯というところからもわかるが、稲さんは全ての人の福利を考えているのであり、自分の思想を押し付ける方ではない。ましてLGBTを中心にしたルールを強要する方ではない。「通常では入浴NG」(いただいた返信より)のトランスジェンダーと、その賛同者のみが利用できる機会を提供しているだけである。
事前の予約申し込みは身元の把握でもある。社会の一員であることを望む仲間や、何より好意を示してくださった稲さんの信頼を裏切ることにもなるようなTwitterやブログなどのSNSで横行する性的倒錯者の利用は難しいだろう。むしろ、トランス女性の女湯利用を歓迎するアライの皆さんは参加してみてはいかがだろうか。
ちなみに「LGBT」とはいうが、公衆浴場の利用に問題が生じるのは「T」のトランスジェンダーのみである。L(レズ)もG(ゲイ)もB(バイ)も門前払いはあり得ず、取り立てて素行が悪い者がいたら出入り禁止になるだけだ。記者の誤記でなければ、稲さんは今なお良く分っていないと思われる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0dcdf808d2cff995d1e017ea8c0b6f057de4a58
https://secret.ameba.jp/jokerquestion/amemberentry-12767503094.html
→2 7.「犯罪者と同じにしないで」“トランス女性”投稿が物議に…銭湯やトイレはどう対応すべき? 当事者に聞く(追記③ 2023.01.18)(♦追記)
♦訂正・修正・その他
(20230330)
・冒頭もくじ部分「7.「犯罪者と同じにしないで」“トランス女性”投稿が物議に…銭湯やトイレはどう対応すべき? 当事者に聞く(追記③ 2023.01.18)」に意図せぬマーカー処理を確認、マーキングを削除。