私は、1月3日にスーツを仕立てて貰いました。
税務署的には、「配信用の制服代」という事の経費として計上しています。
スーツ一着も持ってない状況でしたからね。
礼服というのはあったのですが。納品日は、2月16日で、受け取りが2月17日です。
そして、最近になって、鑑定時間を正確に区切る必要が出て来ました。
というのは、1時間ぐらい、ずーっと、喋り続ける依頼人が居たりするからです。
私はライバーですが、流石に、一人の対応で30分を超えて来ると、他の依頼人が迷惑します。
実際、普通の鑑定となると、大体15分とか、そんなもので済んでしまいます。
だって、カードの鑑定ですから、占断自体は、一瞬で出るのです。
あとは、依頼人に対する、アドバイスの時間という事になります。
それらを含めても、30分を超える鑑定時間というのは、単一の質問ではあまりありません。
占いは基本、一問一答ですが、連続で質問飛ばす依頼人も居ます。
一人一人をじっくり鑑定するという方針でも、配信中は、一人30分が上限と考えました。
そこで、私は、ストップウォッチを使う事にしました。
家の中に転がっていた、スポーツ用のストップウォッチ、お値段百円とかのものです。
スマホのストップウォッチ機能は、配信中は、放送用の媒体として使ってますから、使えません。
タブレットでも契約して、使えばいいのかも知れませんが、私は訪問占いもやってます。
どこに行くか分からないのに、重たいタブレットを持ち歩く訳にもいきません。
ただ、難点として、スーツ着てる人間が、スポーツ用のストップウォッチ使うのもアレだなとは。
そこで、Web上で、機械式のストップウォッチを買おうか思って、調べてみました。
楽天市場などが、パッとヒットしましたが、少し驚きました。
安いものでも、1万円とかするのですよ。
いわゆる、昔ながらの、チッチッチッチと動く、60分しか計測できないやつで、です。
多分、職人さんの数が減ってしまったんだとは思いますし、前述の、電子式のストップウォッチが幅を利かせてるためだとは。
実際、短距離走者とか、そんな人でもない限り、機械式のストップウォッチとか使わないと思います。
そんな、需要の少ない、ニッチな市場の商品となれば、価格が高くなるのは当然です。
ルイスキャロルの不思議の国のアリスに登場する、ホワイトラビットが、急がなくっちゃ、急がなくっちゃと使ってた、ゼンマイ式の時計が、懐中時計だったのか、ストップウォッチだったのかは、定かではありません。
ただ、あの当時から作られていたのだとすると、最早、立派な伝統工芸ですから、やはり高くなるかと。
最も、あの当時の時計というのは、職人さん一人の年収ぐらいの価値があったそうです。
日本円で換算すると、大体、懐中時計なり、ストップウォッチなり作るのに、100万円ぐらいかかってたそうです。
蒸気機関が幅を利かせていた時代ですね。アメリカで鉄道が走ってた時代とか、その時代です。
私の父方の祖母が、私が、3歳かそのぐらいの時に、「電車」を「汽車」と呼んでいたのを覚えています。
私の祖母は、97歳で没しましたが、大正生まれです。
大正末期となると、蒸気機関車が、かなり普及していた時代だったと思います。
蒸気機関車が、電気の列車に変わったのは、昭和になっての話らしいです。
当時は、市内を走る、路面電車として使われたそうですが、長距離移動だと、多分まだ、汽車だったのだろうと。
最近は、エコ燃料とか、そんな事言われてますが、戦時中で、海外から石油が入って来なくなった時期には、木炭自動車なんてものが存在したらしいですよ。立派な森林資源利用ですよ。
それから、森林資源利用学が興ったのは、戦時中に、石油が足りなくなって飛行機が飛ばせなくなり、それを、代替燃料で、松の根っこの油で飛べないか、研究しろと、軍部から言われたのが始まりらしいです。
その時期は、食糧難の時期でもありましたから、木材からパンを作れないかとか、そんな構想もあったそうです。
なんで知ってるかって? 私が、卒論で調べたからですよ。林学の学説史をね。それはさておき。
大正以前に開発された時計の技術でも、現代で使おうと思えば使えますが、使う人はレアです。
ただ、電気を発する時計を使うと、自然と磁場が発生して、時計とかが磁力を持ってしまって、使えなくなります。
私も、一つ、機械式の懐中時計を持ってますが、電気の発するものに、あまり近づける訳にもいきません。
なので、また、お金を貯めて、機械式ストップウォッチも、一つ買ってみようかと思います。
日本人で、G6とは距離を置くべきと考えている人間ですが、スタイル的には、英国紳士風になりそうですね。
人間、きちっとした格好をしてると、精神もそれに連動して、きちっとした生活スタイルになります。
また、スーツが届くのが楽しみです。