ある、意地の悪い人から尋ねられました。


「お前、森林科学科行って、一回でもその勉強役に立ったか?」


暗に、お前の学歴なんざ、紙切れも同然と言いたかったようですね。お答えします。


はい、モロにありましたよ?


農業法人、測量会社、造園会社、この辺に応募していく時に、モロに役立ちましたよ?


ん? 実務で使ったのかって? 使いましたよ?


測量会社で、測量する土地の中に生えている木が何かを言い当てるのにね。


もし、商業的に価値がある木なら、財産として扱い、それを含めた額で土地を買い取らねばなりません。


この為、現場の人間が、図鑑見ながら、この木なんの木気になる木状態で、アタリをつけるのです。


私の場合、一発で見分けました。


「あ、これ、ホオノキ。日本刀の鞘になる奴。」

(あとで、行政の担当官が、他の分かりやすい木の名前を外してて、なんでこんな、マイナーな木の名前は当ててるんだ? と測量課の上司に詰め寄ってた。)


「これ、スギじゃない、ヒノキでもない、珍しい針葉樹だ。」(実は、両者の交雑品種で、財産価値的にはゼロだった。)


測量会社以外でも、普通に役に立ってます。


中国から、名前が分からない種が郵送されてくる事件が多発してて、自分が写真見たら、全部、害草や毒草だったオチ。(これで、フォロワーがぐっと増えたり。)


世の中、無駄な勉強ってありません。


学問に王道無しとは名言ですが、人生、何一つとして無駄な事は無いとも言われます。


聖書を引用します。第一テモテ4章4節。


神が造られたものはすべて良いもので、感謝して受けるとき、捨てるべきものはなにもありません。


人間が作ったモノは、悪いものばっかりです。


自分を肯定してくれる、自分にとって都合がいい、自分が作り出した神を、聖書では偶像と言います。


まあ、世間一般に、そういうの、悪魔言うんですがね。徐々に、奈落の底に追い込んでいく、と。


悪魔は言うんですよ。


崖っぷちに立ってる人間に、こんな事をね。


「お前が神の子なら、飛び降りたらどうだ? 天使が支えてくれるぞ?」


イエスは答えます。


「あなたの神である主を試してはならない。」


指一本動かさずに、人間を崖下に突き落とすのが、悪魔のやり方です。


ご用心。