今日、昼3時。訪問看護職員が2名来ました。

 

以前に、「結婚願望あるんですか?(笑)」と言って、トラブルになっていた男性職員と、別の男性職員です。

 

私は、尋ねました。

 

「自分が、何が悪かったのか、理解していますか?」

 

いまいち、ピンと来ていない様子でした。

 

その時点で、私は、家から出て行くように、住人権限で命令しました。

 

二度と来なくていいです。

 

 

私は、懇切丁寧に、解説してあげたのです。

 

「あなたの指を見れば判るが、あなたは既婚者だ。」

 

「あなたは、私や私達のように、重度の病気や、障害によって、就労する事自体が困難で、あっぷあっぷしている人間ではない筈だ。」

 

「あなたが結婚する事は、酷く簡単な事だ。学校もすんなり出て、順調に仕事の世界に入り、年齢も若いのだから、相手が見つかれば、すぐにでも結婚できただろう。当然、何かの病気があるからという事で、結婚を断られる事も、無かった筈だ。」

 

「私達が障害者が結婚する事は、極めて困難な事だ。私だって、パートで働く事、障害基礎年金、両親の援助、そういったもので生きている。他の、障害者の方達だって、病気が重く、B型作業所、A型作業所、企業の障害者雇用などで、どうにかこうにか、やっている。」

 

「私は、実の母親から、『あんたは、障害があるから、障害のある子供ができるに決まっとる。結婚するな、子供も作るな。』と言われたり、健常者の女性達からも、障害を理由に、結婚を断られるのが常だ。」

 

「あなたは、ストレートで社会に出て幸せで、その高みから見下ろして人にモノを言っているし、自分達障害者を差別する側の人間だ。出て行け。すぐに!」

 

ここまで喋って、説明してあげたのです。それでも、その訪問看護職員は、理解できていないようでした。

 

つまり、考えてもいない。苦しんでいる人間の援助なんて、とてもできません。無理です。

 

 

理解していないのです、自分達のやっている仕事の意義を。

 

在宅医療の推進というのは、どういう事か、障害者を社会に出して、就労の支援をするというのは、どういうことか、理解していない。

 

それ以前に存在した、一生病院から出して貰えずに、ずーっと留め置かれ続けるという、間違った医療への反省という点を理解していない。

 

理解していないから、同じ過ちを繰り返し続ける。共感も無いから、苦しんでいる人の気持ちも察する事ができない。

 

医療従事者としては、最悪です。

 

 

訪問看護の職員をやりながら、閉鎖病棟への入院を画策した、以前の女性職員のケース。

 

訪問看護の職員をやりながら、その仕事の意義自体を理解しておらず、説明しても判ろうとしない、今回の男性職員のケース。

 

私、思案しています。

 

業者そのものを、どこか別の所に変えてしまうか。

 

それとも、訪問看護自体を解約して、止めてしまうか。

 

 

日本国の、地域医療体制の現状がコレです。私が受けてるの、マシな方だと思いますが、この程度です。

 

人生の勝者様が、下賤な障害者の負け犬の遠吠えなんて、お聞きになられる筈も無いですよね。ええ、来なくて結構です。