今日、岡山駅前で、教会の兄弟子と遭遇しました。

 

そこで、一緒に食事を取ろうという事になり、餃子の王将へ。

 

身の上話もしましたが、その席で、こう言いました。

 

「自分、オリジナル・トランプを作ろうと考えている。」

 

「幾らぐらいなら、買う?」

 

兄弟子は答えました。

 

「藤原さんが作ったトランプなら、5000円ででも買う。」

 

「相場、わからんけど。」

 

続けて自分が言いました。

 

「安いもので100円、高いものでも2000円はしないだろうってのが相場だよ。」

 

「デッキ本体1500円、解説本1500円、合わせて3000円とかかなあ?」

 

兄弟子は言いました。

 

「うん、それでも僕は、5000円は出す。」

 

 

ようは、こう言う事です。

 

買う人は、本物を求めているという事です。

 

本物とは、何かを言えば、値上がりする物です。

 

私が作るトランプが、王侯貴族が競って買い求める物で、さらにその初版で、置いておくだけで、時間経過で、30倍、50倍、100倍、10000倍にまで、値上がりする価値があるのであれば、それが、たった5000円で買えるのであれば、喜んで買うという話です。

 

家宝として扱い、このトランプは、本物の、世界初の、「絶対に占いが的中するトランプ」であって、いざ、カネに困ったら、コレを売れ! と厳命するような、金庫の奥の、警備が一番厳重な場所に置かれるような、そういうトランプじゃないか、という話です。

 

自分としては、えっ、ちょっと待って? 言う話です。

 

ただ、兄弟子の発言から類推すると、そういう風にしか取れません。

 

確かに、そのトランプに、「このトランプで占われた者は、100%そうなる。」というような力が込められているのだとすれば、5000円どころの話じゃないです。5億円とか、そういう話です。

 

私が、生きている間は、私本人が占えますから、別に、値上がりする事も無いでしょう。

 

しかし、もし、自分が死んだ後でも、自分が製作した、トランプがあれば、誰でも、百発百中の占いができるのだとすれば?

 

核爆弾より、よっぽど危険な代物という話になります。しかも、それは、表社会に出るのは、オークションの時ぐらい、という・・・。

 

 

えーっと、アレですね? 時間経過で、破れたり、腐ったり、朽ちたり、壊れたり、割れたりしますから、そうならないように、純金か何かで作りましょうか?

 

それか、版木を電子データとして残し、さらに、物理的に、その版木さえあれば、何回でも作れるようにしておきましょうか?

 

多分、その版木、ないし、鋳型、国宝とか、世界遺産とか、そういうレベルで扱われる訳ですね?

 

 

ここで一つ。

 

自分で、デザインした方がいいのかもしれません。

 

絵、下手くそですが。