燃え尽きるまで
恋を火に例えるとどんなものがあるか。
打ち上げ花火は一瞬華やかで派手だがあっという間に終わってしまう。
線香花火はそれこそ寂しい。
キャンプファイアーのような豪快な火は猛々しいが、火を保つ為にはずっと木をくべていないと燃え上がらない。
ろうそくの火はどうだろう。
ゆらゆらと今にも消えそうでいても雨風をしのげばどんな炎よりもしっかり芯から燃えている。
大きくなったり小さくなったり、まるで心の揺れを表現するかのようだ。
どんな火でも最後には消えてしまう。
しかし、最後まで芯を燃えつくして消えるのであれば、それは成就した恋なのではないだろうか。
心が消えてしまったのではなく、燃え尽くしたのだ。
派手な恋も楽しい、しかしまたろうそくのような恋も情緒があっていい。
*「よ・る・び」の過去の記事を再編集して掲載しています。