あれから3ヶ月がたち、季節は夏になった。
君と一緒にいるようになったのも夏だったね。


あの頃、僕は君が本当に本当に大好きだった。
好きすぎて困らせたこともあったね。
嫌な思いも沢山させた。
酷い扱いもしたよね。
それでも、本当に大好きだったんだ。
君が大好きだった。

君はそんな僕の気持ちに戸惑い、
そして、色んな事を考えてくれた。
そして、僕のそばにいてくれた。

君がそばにいれば、僕は強くなれた。
だけど、同じぐらい弱くもなった。
君を失うのが怖くて怖くて仕方なかった。
想像するだけで涙が溢れて胸が痛かった。


線を越えるべきじゃなかった。


そう思った事もあるよ。
だって、いっぱい傷つけてきたし、傷ついてきたから。
あの線さえ越えなければ、失わずに済んだかもしれないと
思うものも沢山あったから。


僕は君が戸惑っていたのと同じぐらい戸惑っていたよ。


だけど、見ないふりをしていた。
僕が線を越えようと思った以上、巻き込んだのは僕だから。
選んだのが君だったとしても、君のせいにはしたくなかった。
君は何も悪くないから。


今でも大好きだよ。
君がどうしているのか気になって仕方ないよ。
例え、僕の事なんてもう思い出すことがなかったとしても、
君が幸せでいてくれればそれでいい。
それでこそ、別れた意味があったから。



ずっとずっと大好きだよ。
それはきっと変わらない。
もう、同じ関係に戻れる事がないと分かっていても。



いつか………笑って会える日が来るといいね。



その日までバイバイ。


そして、ありがとう。



あれから、一か月がたった。


空っぽのまま、時間だけが過ぎた。


何もできないまま、時間だけが過ぎた。


流れていく時間の中で、僕だけが取り残されている。


わかっている。


このままじゃいけないことは。


だけど、何も浮かばない。


思い出さないようにしているのに、君はまだ僕のそばにいて


僕に向かって笑ったりするんだ。


僕に向かって手を差し伸べたりするんだ。


それが、幻想だと分かっていても、


僕は、動けなくなる。


君と歩いていけない未来が、急に現実味を帯びて迫ってきて、


僕の目の前を真っ暗にする。





君を忘れる事なんて、出来ないんだと、気づいた。





こればかりは、どうすることも出来ない。







出せない手紙。

何通も残っていて、戸惑う。

書きかけの手紙もいっぱいあった。

言葉に出来ない思いもいっぱいあった。


僕はどれぐらい君に伝えられていたんだろうか。

僕はどれぐらい君から受け取れていたんだろうか。





あれから一週間がたった。

長かったような、あっという間だったような。

まだ、僕は自覚が足りなくて、君を何度も思い出す。

何度も、何度も、何度も、何度も。

そのたびに、空っぽになった僕の心に風が吹くんだ。

そして、どんどんどんどん冷たくなっていく。


このまま凍ってしまえばいいのに………。