連鎖反応(仮) ~更新頻度は多分低~


全国の「ジョジョの奇妙な冒険」ファンの皆様、こんばんわ。


リハーサルセッションバンド ハーメルン、Dr:蓮沙です。



皆様は当然、カルネさんをご存知ですよね?



念の為、うっかり忘れてしまった方の為に、掻い摘んでお話しますと、ジョジョの奇妙な冒険、第5部にて、

ヴェネチア空港で飛行機に乗り込もうとするブチャラティ一行の前に、

颯爽と丸腰であらわれたスタンド使い(親衛隊の一人)です。



この人の生き様には学ぶところが多々あると思います。



彼のスタンド「ノトーリアス・B・I・G」ですが、皆様もご存知の通り、

『殺された恨みをエネルギーとし、早く動くものを優先して攻撃する自動追跡パワー型』

のスタンドです。



ここで一つ疑問に思うのが、「殺された恨み」で発動するスタンド能力ですから、

上述の空港にて、ブチャラティ一行のミスタの銃で、あっさりと殺されるまでは当然

「誰もカルネさんのスタンド能力を見た事が無いのではないか?」という事です。



おそらく答えは「Yes」。



「殺されなければ発動しない」スタンドですので、カルネさんが一度殺されて蘇った、

なんて経験が無い限り、発動したスタンドを見る事は不可能です。


加えて、ジョジョの奇妙な冒険の戦闘は「相手のスタンドの能力の読み合い」という

高度な心理戦が絡んでくる為、「事前に相手のスタンドの能力が分かる」という事は設定上、有り得ません。


(岸辺露伴のヘブンズ・ドアーなど、一部例外はありますが、あくまでも例外です)



更に、スタンド能力は発動しない限り、自分でも何の能力なのか、分かりません。


ジョジョのストーリーの中でも、初めて発動したスタンドの能力が自分でも分からず、

探り探り戦う、という描写がよく見受けられます。



という事は、カルネさんは「自分のスタンド能力が分からない、

また周りの人間も、彼のスタンド能力は分からない」という状態で、

マフィア組織のBOSSの親衛隊にまで昇りつめた、という事です。


そのような地位に居る為には、BOSSに信頼される程の「強さ」が必要です。


当然、周囲の人間も、カルネさんの強さをある程度は認めていた、というより認めざるを得ないでしょう。



例えばこんな感じ。





下っ端構成員「あ、カルネさん!こんにちわ。」



カルネ「おぉ。元気にしてるか?」



下っ端構成員「はい、お陰様で。ところで、ブチャラティのチームの噂、聞きました?」



カルネ「あぁ、なんか裏切ったんだろ?」



下っ端構成員「そうなんすよ!あいつら、調子乗りやがって・・・。」



カルネ「まぁすぐ誰かに潰されるだろ」



下っ端構成員「いや、意外と粘ってるらしいっす。 ・・・そろそろカルネさんの出番っすかね?」



カルネ「俺がか?冗談はよせ!そんな雑魚共、この俺が相手にするか。」



下っ端構成員「カルネさんの凄い力、見せてやって下さいよ~。」



カルネ「・・・。」



下っ端構成員「皆、噂してますよ?『カルネさんの能力はかなりヤベェらしい』って!」



カルネ「・・・。」



下っ端構成員「カルネさんなら、ブチャラティの野郎共も一発っすよ!ねぇ、カルネさん?」



カルネ「・・・あ!?」



下っ端構成員「!!」



カルネ「さっきから黙って聞いてりゃ、俺はお前の友達か?なぁ!?」



下っ端構成員「・・・いえ!」



カルネ「なんならここで、てめぇ相手に俺の能力見せてやっても良いんだぜ?あぁ!?」



下っ端構成員「す、すいません!!!」



カルネ「口の聞き方には気を付けろ!俺はBOSSの親衛隊だぞ?分かったか!」



下っ端構成員「はい!すいませんでしたっ!!」




完全にハッタリです。


というより、本人の思い込みかもしれません。




W杯が流行っているので、分かり易くサッカーに例えると、



・「俺はサッカーが巧い気がする」という自分の思いだけで、何故か強いチームに入団。


・でも一切練習はしない、というか練習しているところすら、誰も見た事がない。


・「なんかアイツはすげぇらしい」という周りの評価や雰囲気だけで、国の代表に選ばれる。


・なんか監督にも気に入られている。


・でも決勝戦までは絶対に試合に出場しない。




カルネさん、パネぇっす・・・・・!!


人間は思い込みやハッタリで、ここまで成長出来る、また周りの評価も得られる、という事です。


ちなみに彼のスタンド「ノトーリアス・B・I・G」は皆様ご存知の通り、ブチャラティ一行を

全滅寸前に追いやるほどの強さでした。




現代社会において、自分の限界を自分で決めてしまう人が多い中、


「俺はやれる気がする・・・!」という思い込みだけでも、


たまにはこのカルネさんのような生き方に、学んでみては如何でしょうか。