精神科病棟が日本で出来上がって数年。

現在では普及されるまでに至り。


精神病というものが世の中で認知されている。


で。



現在ストレス社会。


多い傾向としてはストレスの根本は『我慢』

環境への我慢。

行動の抑制。

追えない希望。

手に入らない理想。

対人関係への不安や恐怖や怒り。

etc。


ではこれが昔から無かったかっつーと、そんなわけはない。

ただ明るみに出たのが今だっつー話。


で、悩みというのは前向きに立ち向かうことで人間どうにかしてきた。


趣味、エンターテイメント、メディアからのメッセージ、愛、恋、夢、努力。

etc。


立ち向かう方法も色々あるということで。


そこの中で行くと俺らバンドマンっていうのは、

エンターテイメント、メディアからのメッセージって部分に該当する。


話は少し変わって実はオリコンチャートってのは色々曲がある中で、

暗い歌詞、重たい歌詞、悲しい歌詞ってのは少ない。


10年も遡ればそういう曲は凄く多かった。

日本は今よりも一つになってたんじゃないかと思えるくらいね。


悲しみを歌うことで悲しみを洗うという事は、

今アンダーグランドの世界で限定されてきつつある。


全くそうだ。とは言い切れないけど、

簡単に言えば

暗い歌詞聴いてると気分落ちるんだよね。

っていう考えが一つある。


まあそれも正しい。

でもそれが全てじゃない。


共感される悲しみの末に救いが見える歌詞だって沢山ある。


つまりこれを『おかしい事』や『少数派』としてしまうと、

いきつく考えは、

『私っておかしいんじゃないか』『私は変わってるから誰にも理解されない』

その結果出されるのが、

『孤独』

となって

『病む』ってやつになる。



つまりそれをおかしい事にしなきゃいいし、

おかしく在りたい人はほっときゃいいし、

救われたいと心から願う人間に対して、

何が足りないかっていうと

『他人の理解力』だと思う。

↑これマジで日本人欠落してません?


他人が理解する。

お友達になる。

恋人になる。

悲しい事だけの人生が、

悲しい事と、嬉しい事がある人生になる。


それだけで人は生きていきやすくなる。


こんな上手くいくわきゃないし理想論なんだけど、

真剣に取り組むと諦めてんのじゃ結果は違うはずなんだけどね。


で、話を戻すと、

このエンターテイメントっていう例えば俺たちは音楽を、

届ける事でどうにかこの仕組みを変えようと思ったり、

誰かの背中を押せないかと思ったり、

一時忘れさせてあげられる趣味であったり、

欲を言えば俺だって不安定な毎日なんだから、

一緒に生きていきたいと思ってる。


知ってんだ俺。

俺を応援してくれてる人は沢山居るけど、

俺を知ってる人は凄く少ないし、

ちっぽけなんだ。


俺がこんな怒りを綴ったところで、

地球の回り方が何か変わるわけじゃない。


音楽を『ただ流すだけ』の時代が許せないよ。

アーティストの真意がもっと押し出されても良い世の中なんじゃないのかな。


俺だって、俺じゃなくたって、

もっと聴かれるべき音楽は死ぬほどあると思う。


今俺たちJokArt au Legalが出してる音楽で、

そういう意図が無かった曲は一つも無い。


どうか。

俺たちの音楽をもっと聴いて下さい。


そしてもっと俺たち以外の音楽も、

どうかもっと重く見て商売だけに終わらせないで欲しいね。


見えない力や理想や希望を口にしなくなったら、

人は止まるだけだと思うよ。


馬鹿みたいに恋だの愛だの夢だの言ってたいね。

いつまでも。