ノルウェーの首都オスロ近郊の刑務所がこのほど、受刑者の情緒を安定させるため導入したヨガ教室を中止することにした。
ヨガを実践した受刑者が、期待された効果とは反対に、よりイライラして攻撃的になってしまったからだという。
地元紙によると、重要犯罪人を収容する刑務所で今年初め、受刑者の精神面を考慮し、試験的にヨガ教室が開講、8人が参加。
しかし、ヨガのレッスンを受けた受講者が、イライラして攻撃的になったほか、数人が不眠を訴えた。このため、ヨガ教室を中止することにしたという。
刑務所所長は、ヨガの呼吸法で受刑者の「心理的な壁」が消えたため、より攻撃的になったのではないかと推測している。
○○○ コメント ○○○
ああ、そうなんだ。
そりゃたいへんだ。
ヨガをやると攻撃的になるのか。いままで抱いていたイメージと正反対である。
まあ、刑務所という特殊な環境の中での話なので、一般論として、ヨガをやると攻撃的になるとは言えないけれど、なかなか示唆に富んだ話である。
この報道を読む限りでは、ヨガ導入後どれくらいの期間で、何%がどのように攻撃的になったのかは知る由もないが、即刻中止すべきほど顕著だったのか、もっと続ければ収まったのか、是非とも知りたいところである。
私の通っているスポーツクラブでは、毎週火曜日が「ヨガナイト」。
今流行っている「ピラティス」を始め、4つのプログラムが行われる。
私も普通のヨガに参加したことがあるが、あれで攻撃性が高まるとは間違っても思えないようなものだった。
もっと難しいと思っていたら、意外にそうでもなかったし。
刑務所の所長が言うように、呼吸法が心理的な影響を持っているのであれば、なおさら興味深い。
もっとヨガに積極的に参加しようと決めた私である。
城下町けんぞう