ジョージア州アトランタ(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は21日、蚊が媒介する西ナイル熱の今年初めての患者が、中部カンザス州で確認された、と発表した。鳥類、馬への感染は14州で報告されている。

 

西ナイル熱は1999年、米国で初めて確認され、2003年には患者数が約1万人、死者が264人の最多を記録。04年は、患者が2470人、死亡者が88人に減少した。

 

今年の患者数などの予測は難しいとしている。CDCはその上で、戸外での活動時は蚊よけ対策に気を付けるよう改めて促している。

 

西ナイル熱は、ウィルスを持った蚊に刺されて感染。発症した場合、3-15日の潜伏期間の後、発熱や頭痛、筋肉痛、吐き気などの症状が生まれる。ほとんどが自然に治るが、髄膜炎などを起こして重症化する場合もある。治療薬やワクチンはまだ実用化されていない。

 

○○○ コメント ○○○

 

CDCと聞くだけで「エボラ」を連想してしまう。

 

最近自分の中で、エボラが濃い。

 

リチャード・プレストンの「ホット・ゾーン」の衝撃は、私の中にすさまじい恐怖を呼び起こした。

まさか、人間の症状に「炸裂」という言葉が使われようなどとは夢想だにしなかった、人生最初の驚きだった。

 

トム・クランシーの「合衆国崩壊」でも出てきたエボラ。

生物兵器によるテロリスムとして、背筋に悪寒が走るような展開であった。

 

この小説の映画化が待たれるところである。

 

生物テロとして、アメリカ国内のいろんなイベントで、ウィルスを散布するという方法が使われている。

先々週、日本国内ではあるが、私、幕張メッセで3日間イベントに参加していた。

その翌週、頭痛に発熱、のどの激しい痛み。

 

普通、風邪のひき始めに、脱力感や頭痛など最もつらい症状が来る。熱が出るまでその症状が1日続くか続かないか、というのが、いつもの私の風邪パターン。

 

ところが、今回は丸2日続いた。

「ひょっとして、エボラ・ザイール・メインガ株…」

と考えるのは、あまりにも飛躍した想像かもしれない、というか、今にして思えば想像だったわけだが、本気で疑ってしまったのは事実である。

 

そして今度は西ナイル熱。おなじみCDCの登場。

なんだか、精神衛生的によくないような。

 

この世界一の研究機関がある意味は、アメリカだけではなく全世界にとって、とてつもなく大きいわけだが、いつもいつも名前を目にするのは、決して楽しいものではない。

 

城下町けんぞう