ダブリン――アイルランド首相府は10日、アハーン首相が昨年、若々しいイメージを保つため、「メーキャップ」専門家に払った金額は年間2万8000ユーロ(約369万6000円)、1週間当たり550ユーロに相当する、ことを明らかにした。
地元紙アイリッシュ・インディペンデントが報じた。
アハーン氏は1997年に首相に就任したが、累計の美容関連経費は16万7000ユーロに達した、とも伝えている。
また、メーキャップ専門家の証言として、アハーン首相は、健康感を漂わせ、プレッシャーを受けても冷静な印象を醸し出せることに気を配っている、という。
メーキャップに関心が深い欧州の指導者としてはイタリアのベルルスコーニ首相が有名。
「自分が代表するイタリア国民のためにも、容貌に注意するのは大事なこと」
などとの理由で、顔のしわ除去や植毛手術を受けたことを明かしている。
先月にはダイエット中であることを漏らしている。
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このニュースについて、どう思っただろうか。
賛否両論、になりそうかな。
会社の経営者や上級管理職の方々で、
「男が化粧なんて」
と思ったら、かなりアナクロな人か、仕事のできない人だろう。
ベルルスコーニ首相が言うように、
「容貌に注意するのは大事なこと」
である。
イメージコンサルタント。
スポーツ選手や芸能人に起業のエグゼクティブなどに、メディアとのコミュニケーションについてのアドバイスをする職業である。
現在、Yahoo!でサーチすると、6千件近くヒットがある。
ブルース・ウィリスの映画「キッド」で、彼の職業がイメージコンサルタントだった。
チョー・イマ・フーの職業なのである。
このコンサルタントのお世話になっていない人とか、そんなものどうでもいいや、と思っている人が、
「私は寝てないんだ」
と、エレベーターに駆け込んだり、
「社員は悪くありません」
と、号泣したり、
「とりあえず、謝罪します」
と、子供に夢を与える会社の社長が会見で、のたまわる。
これらいずれも、甚だしいイメージダウンである。
マスコミを決して馬鹿にしてはいけない。
その意味でも、アハーン首相やベルルスコーニ首相のやっていることは正しいと思う。
ひとつだけ気になるのは、年間400万円近くも、何に使ったのだろうか。
それを知りたい。
城下町けんぞう