地域コミュニティのタスクは休日やらなければならないことがあるので、
時に面倒なものだ。
そして、コミュニティの活動に個人の生活時間が拘束されることを、
不当に課せられた犠牲のように考えて、その拘束から逃れることができるならば、
逃れたいと考えている人もいる。
このように感じる人々が多いということは、その居住者自身が、
コミュニティに対する帰属意識が弱いことを意味している。
都市のスケールからみて、個々人の住宅はほとんど目に入らないほど
小さなスケールである。
コミュニティこそ、都市スケールで見た場合の個人の帰属する場所の顔である。
豊かな顔を持ったコミュニティに帰属しているということが、
その居住者に対する社会的評価も高め、その人の生活も豊かにすることに気付くことが、
豊かさの実現に必要なのである。