「きっとまた読んで
みたいと思いますよ
だってそれ すごく
おもしろいマンガだから」(鏑木菜月)

『金魚屋古書店出納帳』上巻より


金魚屋古書店出納帳 上 IKKI COMICS/芳崎 せいむ
¥590
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これを読めば、きっとマンガがもっと好きになる。
そんな作品が、今回紹介する『金魚屋古書店』です。
芳崎せいむ先生の作品で、現在『月刊IKKI』で連載中です。
コミックは上巻~下巻と1巻~7巻が出ているのですが、
ストーリー的には上下巻が先。

(上下巻のみ『金魚屋古書店』の後に『出納帳』と付きます)

なので、上巻が実質1巻となります。


この作品は、タイトルにもある金魚屋古書店と、
それをとりまく人々が舞台です。
オムニバス形式なので、さまざまな
ストーリーが展開されます。
というわけで、必ずしも上巻から
読まなくても楽しめる作りが魅力的ですね。


この金魚屋はマンガ専門の古本屋でして、
国内外のあらゆるマンガが網羅されています。
そして、これがこのマンガの最大の特徴なのですが、
登場するのは実在の作品ばかりなのです。


登場人物たちは、実在するマンガを読みながら、
やれビリーバックは最高だの、
やれチキン・ジョージがヤバイだの、
やれ雷電は博識だの、
嬉々として語り合うのです。
これだけいろいろ出てくれば、
大抵の人なら知っている作品の
一つや二つはヒットするというもの。
読者は『金魚屋古書店」を読みながら、
同じマンガが好きな仲間に
出会えたりするのです。


その一方で、作中にはマンガ嫌いも
たびたび登場します。
でも、彼らだってまったくマンガを
読んだことがないわけじゃありません。
大人になっていく中で転機があって、
マンガを読まなくなるわけです。
でも、彼らは金魚屋と出会うことで
思い出すのです。
マンガのおもしろさを。
あの時の純真な心を。


今日の名言にもあるように、
おもしろいマンガに出会えた時にもらえる力は、
とてつもなく大きなものです。
この作品を読むと、まるで僕らは
金魚屋のお客さんになったような気分になって、
マンガの力をいっぱいもらえるのです。


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