稲穂が垂れて秋っぽい。



古典落語好きの信州ランナーです。

今日は、ランニングクラブの日。

いつも必死に着いて来ようと頑張る小学生を引き連れてメインに6000mのビルドアップ走をしました。

入りはキロ5。

上げて最後にキロ4を切ると遅れ出します。

僕も楽ではない。キロ4が楽になるまで先ずは戻したいです。

良い汗かきました。


さて、土曜日の山手線一周ランニング。

都内を巡るランニングは、僕にとってはそのまま古典落語の舞台を巡るランニングとなります。


同級生が人の良いのをいいことに、拙い講釈垂れながら駅を辿りました。


噺に登場する地名は噺家によって変わる場合もありますが、僕のイメージでいくと山手線の駅はこうなります。


東京駅をスタートして

有楽町  新橋。新橋と聞くと落語(富久)です。

新橋駅の近くには、落語(富久)に出てくる昔の芝久保町があります。

浅草から芝までひた走った幇間の久蔵になったつもりで。

次の浜松町駅から田町を過ぎて品川駅。

落語 (品川心中)や、(居残り佐平次)の舞台です。

大崎から五反田を経て北上。

目黒駅は(目黒のサンマ)ですよね!


狩人や山川豊が歌った、アメリカ橋をくぐって恵比寿、渋谷。

江戸っ子がタクシーに乗って、運転手に「日比谷に行ってくれ」というと渋谷に着いたって話を聞いた事あるけど本当?

原宿、代々木、そして新宿。

新宿といえば、落語(文違い)。圓生さんと志ん朝さんが秀逸です。


総武、中央線と別れて新大久保駅。

高田馬場駅では、そのまま(高田馬場)って噺があります。

目白、池袋、大塚、巣鴨、駒込、この辺の噺ってあるのかな?

田端から駅間短くなって、西日暮里、日暮里。

晩年の志ん生の住処はこの辺りだったような。

鶯谷の次に上野。

浅草が舞台の落語は数知れないけど、上野と聞いてピンとくる噺がありません。

あと一息

アメ横の御徒町から秋葉原。

最後の一つが神田駅。


この日の締めは、神田お玉ヶ池に住む次郎兵衛さんが出かけた、佃島の住吉神社。落語(佃祭り)の世界観を、想像します。

次郎兵衛さんの気持ちになって駅を通過。

スタート地点の東京駅、丸の内口に着いた時にはくたびれちゃった。(^_−)−☆


一気に書き立てましたが、駅名落ちていませんかね?(^◇^;)

番外編でもう一つ挙げると、

今度できる新駅、高輪ゲートウェイ駅。
ここでは、(芝浜)をイメージ。


駅名公募の際に、古典落語界の第九。年末恒例の噺(芝浜)も上位だったとか。

昔、魚河岸があった芝の浜は、田町駅の近所です。


落語を好きになると山手線一周ランニングが二倍楽しめます。



辛抱強く最後まで読んでくれた方、ありがとう。


お後がよろしいようで。ご退屈様。(^^)(^^)