借りていた、西山隆行「7つのキーワードでみる分断国家アメリカ」(平凡社新書)を読了した。
 

 たまたま朝のワイドショーでアメリカの分断についてやっていたのを見て興味を持ち、その日訪れた瀬戸内市民図書館で借りたものである。
 

 本書では、7つのキーワードとして民主主義、格差と分断、人種・民族、ジェンダー・セクシャリティと宗教、教育、犯罪と暴力、コミュニティを挙げ解説している。
 例えば民主主義という言葉1つとっても異なる考え方がある。同じ共和党支持者においても真反対の考えを持っている人々がいる。これらどの分野においても生き方・考え方は多様であり、また極端に分断されているという印象を受けた。現在アメリカでは、大統領が変わるたびに法律が変わるような自体となっている。正直どうしようもないという絶望感を覚えた。なぜそう思うかと言えば、これは日本でもほぼ同様だからである。幸い銃刀法のおかげでいきなり撃ち殺されるようなことなど少ないが、ヘイトスピート等々の過激な発言は残念ながら日本も負けていないと思えた。
 各言葉やデータについては単純な読み方への注意事項に触れてから各章の説明がなされている。オレのような低レベルの者にも最低限の偏見等が取り除かれるような文章がとても良かった。本書を活かし、わずかでも他者を受け入れたり認めたりすることができればと思った。