読売新聞社会部「あれから」取材班「「まさか」の人生」(新潮新書)を読了した。
 

 「人生はそれでも続く」の続編で、20人のその後の人生が描かれている。

 

 特に印象に残った話は、岡山出身でPKOで初めて殉職された方、ベトさん・ドクさん、日本初の生体肝移植、三鉄と「あまちゃん」、「ウォーターボーイズ」のモデル、甲山事件などである。
 

 数奇な運命という感じのこともあれば、たまたま起こった奇跡のような出来事の後にいわゆる普通の生活を送った人、特にどうという思い出も語られないなど、当たり前だが人生いろいろだと思った。やはり極めて普通の人生を送る自分には、いずれも「まさか」の人生であるから惹かれるのだろうか?
 逆に、例えば鈴木啓司は、超一流の選手時代の後の、野茂に対する様々な件について取り上げられている。他にも見事な活躍をした後の「まさか」以降について書かれている人もいて、色々と考えることもあった。彼らはよく取材を受けたのだと思う。そういう意味でもやはりオレとは異なる人物だと関心させられた。
 

 取材班の複数の記者により書かれているのだが、いずれも淡々とした筆致である。そこが魅力的なのだろうか? いずれにしろ続編が出れば、また購入して読みたいと思わされた。