借りていた本 橋本求著「 遺伝子が語る免疫学夜話 自己を攻撃する体はなぜ生まれたか?」(晶文社)を読了した。23年12月刊行。
まさに自分の自己免疫疾患について興味のあることを知ることができて、とても面白かった。
致死性の高い感染症が発生することで、それに対する高い抵抗性を持つ特殊な遺伝子が自然選択される。そのような例を挙げられることで、今自分を含め自己免疫疾患の人が多いということに納得した。多くの感染症だったり寄生虫に対する防御が、清潔な生活により無駄になり、自己に対する暴走につながったのではないかと思った。
制御性T細胞(Tレグ)について書かれた箇所がある。坂口志文博士が95年に発見したものである。著者はそれに興味を持ちその研究室に入ったという。昨年のノーベル賞受賞のこのタイミングで本書を読んだことにも縁を感じた。
新型コロナにより様々な情報が出てきて、さらに著者の論が深くなったように思え、本当に良いタイミングで本書を読めて良かったと思った。
非常に分かりやすい説明であり、素人でも理解しやすかった。
なぜか自分の病気に対する不安も払拭された気になった。