岩波ブックレットNo.1080の「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」を読み終えた。
 

 まず、ナチスが「良いこと」もしたという意見がなぜ出るのかを述べている。そして、ナチスがいかに権力を握ったか?, ドイツ人は熱狂的にナチスを支配していたのか?などが述べられた。そしてオレにとっては本命の、経済回復や手厚い家族支援などはナチスのおかげなのか?について述べている。

 それぞれの「良いこと」が、ナチス初か?, そもそもの目的は?, 結果はどうだったかについて検証されている。事実・解釈・意見という3つの層について、データを元に検証しており、非常に分かりやすかった。
 

 ナチス自体への思い込みだけでなく、様々な事象に対してもこのような視点で自分も正しい判断をしたいと強く思わされた。とても良い本だと思う。