昨日読み終えたのは、初版が2004年に発売, 2015年に購入したままとなっていた本である。
 

 選者が三つの章に分け、その章の中でもおおまかに二つに分けて構成した吉野弘の選詩集である。
 

 詩人ならではの見方にはやはりハッとさせられることが多かった。選者の解説がオレのような素人には、また非常に分かりやすく書かれ、より楽しめたと思う。吉野弘氏のとにかく生命やこの世界に対する優しさに溢れた視点にぐっときた感じである。心が洗われたと言っても過言ではないと思う。とても良かった。