綾野剛×北川景子主演・中山七里原作の映画。

 ある子供の通報から、男性が安楽死させられたことが判明する。そこには闇サイトで死ぬ権利を訴えているドクター・デスが絡んでおり、なおかつ結構な数の殺人が行われているらしいことも分かる。
 犯人探しでも多少不意を突かれた感じがあり、なかなか面白いものであった。田牧そらちゃんも好演していた。しかし全体的にはTVのスペシャルドラマの範疇を超えないものと感じた。TVでの続編は求めても良いと思うレベルである。
 

 それにしても、本当に不治の病で苦しみしか感じずに生きているなら、その人には安楽死を認めても良いのではないかと個人的には思っている。日本では殺人となるから、わざわざ海外に行くようなことがある。昨年のNスペでは衝撃を受けたがそれもそういうことだと思う。まただからこそ闇サイトやSNSでこっそりと行われるのだろう。数ヶ月前に実際に事件があったので、オレにはタイムリーな印象を持った。そしてそれほどドクター・デスに反感を持たなかったのである。映画では、ドクター・デスが崇高なものではなく歪んだ動機が引き起こしたものであること, 安楽死を選んだ患者は家族に負担をかけているから死にたいとしていて、それはそれで成りなっていたしまあまあ感動したし良かった。だが現実問題としてオレ自身がそういう立場になったら安楽死させて欲しいと思うし、家族が望んだ場合諦めるように説得することはできないだろうと思う。ヒロインの最後のセリフに同感である。色々考えさせられる面では非常に良い映画鑑賞体験となった。満足である。