解釈とアレンジ | 稲坂浩臣造形日記

稲坂浩臣造形日記

稲坂浩臣の造形活動を広く知ってもらう
べくブログを始めようと思います。

僕は作品を作るとき


いつも「解釈」と「アレンジ」について考える。




「解釈」とは、対象を深く考察し、対象を尊重し、

対象を深く深く掘り下げていくことだと思う。


「アレンジ」とは、対象に対し、自分の主張や趣味嗜好を加え

対象を変化させ、対象を作りかえることだと思う。



「解釈」と「アレンジ」。



似ているようで全然違う。



僕はこの「解釈」と「アレンジ」の狭間で


いつも闘い、いつも悩み、


いつももがき苦しんでいる。



いったい僕は何を作ろうとしているのか?


いったい僕は何を伝えようとしているのか?



僕は芸術家ではない。


アーティストかどうかも分からないし、あまり興味もない。


だけど僕は原型師だ。



キャラクターや人物などの対象があってはじめて

表現の場を得ることができる。


だから僕はいつも作品に敬意を払い、

その作者を尊重し、

その作品に込められた意図を探る。


それがファンの喜びにつながり、

ひいては自分への評価につながると信じているから。


でも作品を尊重して線だけを追いかけトレースしても

立体物としてつまらないものにもなりかねない。


そこで、ややもすると「アレンジ」に走りたくなったりする。


その狭間でいつも本当に頭を抱えてしまう。


だから時にはやりすぎてしまうこともある。


もう4年前になるけど、当時売り込み用に作った

「ジョジョの奇妙な冒険」の東方仗助だ。



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当時(今もだけど)自己主張の強い僕は

何か突き抜けたくて仕方なかった。


とにかく人と違うものが作りたかった。


そんな気負いと焦りで、本当はパンチパーマの

仗助の髪の毛を勝手に「アレンジ」してしまった。


正直言ってやりすぎた(笑)


結果今見ると仗助じゃないなって思う。



「解釈」と「アレンジ」を想うとき、

いつもこの作品を思い出し、自分を戒めている。


表現って難しいな。


まぁある意味尖ってるからいいか(笑)


今見ると直したいところだらけだけど

髪の毛を直して、エフェクトやジオラマをつけて

サイズを小さくしてメディ○スさんの超像革命あたりで使ってくれないかな(笑)


「解釈」と「アレンジ」。


このシビアな狭間でこれからいいものを作るぞ!!