病院の帰り道、車いすに乗っていたおじいさんが
ゆっくりと立ち上がり手すりをたよりに
歩き出した。
何か車いすに問題があるのかな?
どうしたんだろう?
まわりに人がいない。
普段口ベタであまり積極的に話さないけど
勇気を出して声をかけてみた。

「大丈夫ですか?
何かお手伝いしましょうか?」

おじいさんは

「ありがとう。
人を待っている間にリハビリと思って
歩いているんです。」

「そうなんですか、問題なくて良かったです。
がんばってください」

お互いが顔を見合わせて
笑顔になった。

それだけなのになんだか心が明るくなった。

私の背中に向かってもう一度

「ありがとう」

と言われた。

こちらこそありがとうございます。




簡単に日本終わったとか言うのは嫌だ。

この瞬間も命をかけて頑張っている人がいる。

生きようとしている人がいる。

助けようとしている人がいる。

簡単に人間は終わらないんだ。

生きていることには意味がある。