多分下の舞台と同様のストーリーかと。。。

 

16世紀のイギリスを舞台に、スコットランド女王メアリー・ステュアートと、イングランド女王エリザベス1世の数奇な運命を描く。

 

 

 

 

 

あの時代を生きざるを得なかった二人の、女としての本音を赤裸々にセリフにしてあります。

 

男は豚!!!

(注:中谷は確かに叫んでいました!他に不謹慎なセリフ多数。wowowで見たんですけど。)

 

人として、尊厳をもって自立して生きたい、と思うことと、

女として、愛し、愛されて生きたい、ということの両立が、

時に難しいことがあることを思うと、

今にも通じることなんでしょうね。

 

ちなみに記者会見で中谷は、

国家と結婚したと言われるほど仕事に生きたエリザベス1世に共感を覚えたという中谷は、「仕事をしていると、選択を迫られる局面で我慢を強いられることもあると思います。私自身もそうやって生きてきた。多くのものを犠牲にしてきたかなとは思います」

 

結婚、出産といろいろと想像。。。

 

身勝手な男たちをいなしながら、上手に逞しく生きてきたんでしょうね。

その結果、失ったものは何だったんでしょう?

 

小橋めぐみにあって、中谷美紀にないもの。

それを失ってほしくないと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=cCy3BgIsF80

 

 2016年さぬき映画祭 の 「さぬきストーリープロジェクト」 に出品された、小橋さんが 監督、脚本、出演したショートムービー。同じ事務所の藤村知可さんも製作に協力して、出演してくださっています。

 

 まったりとしたおしとやかな物腰なのに、同級生の恋愛事情に精通し、その不誠実に動じることもなく、冷静に観察する不思議なキャラクターを演じる小橋さん。世知辛い世の事情を理解しながら、摺れた素振りを見せない、隠れ天然キャラといった風です。

 一方の藤村さんは、やや早口のしっかり者で、頭の回転が速そうな現代的な女性を演じています。当然その感覚も現代的で、常識的なものです。

 

 この二人の感性のギャップが、ストーリーを通じて可愛らしくもコミカルな心理劇を展開していきます。

 

 小橋さんは、旅先で目にした、TPOをわきまえない同級生に似た男の不注意な発言と、それがもたらした騒動を、静かに冷静に観察し、ゆったりとした口調で語り始めます。

 

 そして、騒動が弾けた瞬間、彼女の関心は、男達ではなく、叩き付けられた「うどん能」に向かいます。なぜそこに関心が。。。ここがこの映画のクライマックスのようです。

 

 「可哀想」の発言の的が、どこにあるのか分からず、繰り返し確認する藤村さんの問いかけに、何度も、ゆったりと顔を上下させながら答える小橋さんの仕草は、なんとも可愛らしく、まったりとしています。そして、「可哀想」発言の的が、不穏当な発言をした「同級生に似た男」でも、粗野な振る舞いをした「五郎丸みたいな男」でもなく、「うどん能」ストラップであるということをまったりとした口調で告白します。

 

 「うどん能」に対してみせた、どこか浮世離れした少女のような優しさの正体とは、身勝手な男たちをシニカルに見つめる小橋さんの視線であり、それがあくまでもマッタリとした立ち居振る舞いをする女の口から発せられることで、「ゆるい愛」=「柔らかな軽蔑」を表現しているのかなと思いました。

 

 最後に、二人でラーメンを食べに行くことに同意する場面で、ようやく二人はおなじ現実に戻っていったような最後でありました。

 

 この感想を本作品の制作者に見て頂き、是非とも批評(そうじゃないんだ等々)頂きたいと思います、と独り言を言ってみる。。。

 

 

 

 

転載元

http://ameblo.jp/hayarimatomediary/entry-11723240592.html

http://emitemit.hatenablog.com/entry/20131212/1386845898

 

 

音声動画

 
 
歌舞伎俳優 市川海老蔵
俳優 伊勢谷友介
女優 中谷美紀
 
市川「お願いします」
中谷「お願いします」
市川「(伊勢谷さんは)…何年生まれ?」
伊勢谷「77」
中谷「77」
市川「だって、もう37…」
伊勢谷「なんだよ、おっさんみたいな(笑)2つしか違わないくせに」
市川「35です、いや2つ違いってだいぶ違うよ」
伊勢谷「いやぁ、意識的に俺もだいぶ違うかったわ」
 
伊勢谷「俺ね、美紀ちゃんね、高校の時か、CM出てたじゃない」
中谷「日石です」
市川「綺麗だね~とかいうやつ」
中谷「すごいよく覚えてる。20年前です」
伊勢谷・市川「それで『うわぁ、来たよすごい綺麗な人いるんだ』と思った」
市川「ヤバかったよね」
中谷「お手柔らかに」
 
市川「(2人)どうやって出あったの?」
伊勢谷「もちろん『白洲次郎』でやらせて頂いたのも、あったんですけど、それいぜんはなかったっけ?」
※伊勢谷友介と、中谷美紀は06年映画「嫌われ松子の一生」で共演
伊勢谷「違うよ、松子だ!」
 
市川「(中谷が)ザリガニみたいなのもってきて、誕生日プレゼントだって」
中谷「違います伊勢エビです。海老蔵さんだから」
伊勢谷「で(お返しは)なに上げたんですか」
市川「ふくさ」
伊勢谷「ああ~お茶でも使うしね」

 

中谷「『足るを知る』って覚えてる。伊勢谷君『松子』の時はいてたスウェットを、『白洲』でも履いてきた。

この人もともとファッションモデルで、消費を促すような立場だった人が、『足るを知る』言ってるってことに感激しましたけど、意外と堅実なんですね」
伊勢谷「俺、あんまりモノ買わないですね」
市川「中谷さんはどういう風に、お金の使い方とか考えて使ってるの?」
中谷「これを10年後も20年後も使ってるかどうかってのは常に考えますし、プラスチックのお茶わんでお米を頂くのではなくて、人の手によってつくられたもので、頂きたいって思うんですよね。」
中谷「着物もそうじゃないですか。だめになってもほどいて別のモノに使ったりとか」
(中略)
市川「こういうずぼらって人に限って、きれいにしてるんだと思う」
中谷「いやいや全然(苦笑)ちゃんとはしてないです、お洋服の試着も面倒で、見ていいと思ったら決めちゃう。サロンとか美容室とか面倒でなかなかいかない。」
中谷「玄関だけは、掛け軸とか、季節に合わせて変えます。お花も毎日飾ります。」
伊勢谷「俺はずぼら!俺はひどいね」
市川「結婚しなよ。」

 

市川「結婚しないの?その話聞いてますます、がっちり支えてくれるパートナーが必要だと思うんだけど」

伊勢谷「こうありたいなって、言うのは見えてきたからそろそろなんじゃないかな…(中略)」
市川「結婚すると、自分じゃないもんね。」
伊勢谷「相手が幸せじゃないと、こっちも幸せじゃないでしょ?」
(中略)
中谷「おもてなしの話と同じですね。相手は幸せじゃないと自分も幸せじゃない。」
中谷「(市川の)素敵な奥様ですよね。人間生きてたらコンディション有るじゃないですか…」
市川「雨でも風でも雪でも、生きてるだけでまず、ありがたいからね」
伊勢谷「いい人選んだね」
市川「俺もそう思った」(笑)「いや(照)客観視してみてね…(中略)結婚タイミングっていうけど、ホントそうだね」
 
伊勢谷「こと恋愛に関しては、自分見つめなおさないとだめだと思ったわ」
中谷「(伊勢谷が)彼女のお誕生日に、西表島いって、部屋に一面の花」
市川「それは俺もやったことがある。このホテルで、今の奥さんに、全部薔薇で」
(中略)
市川「恋愛って、わかれたら未練な方?スパーとしてる方?」
中谷「(未練)ゼロ、仕事の集合写真もシュレッダーかけちゃう」
市川「いいわ、俺伝統文化だからできない」
 
伊勢谷「ここから先さ、どうありたいみたいなこと、そろそろ考えてると思うんだけど…」
市川「年齢が変わってきたら、モチベーションとか変わりますか?」
中谷「自分一人のために何かを成し遂げるって、苦しくなってきますよね
伊勢谷「俺もそれ20代のころすごく思って、それがリバースプロジェクトにつながってる。自分の事ばっかり考えて生きてたわけよ(中略)」
中谷「おっしゃる通り、貢献できるってことが自分の喜びであって、自分のためだけに頑張るのは疲れてしまった
市川「俺全然思わないわ。やっぱ伝統だからかな」
市川「もちろんお客様がいらっしゃって、楽しんでいただいて、それがないと成り立たない職業なんですけど。
誰も見なかったとしても、この時期はしのがなければならぬ、伝統ってことを運ぶDNAだから、人のためってのもあるんですけど、続けなきゃいけないっていうのが、どっか子供の時からあるから、役目だね」
市川「飽きるとか、自分のためとか、根っからそういうのが上がってこない。」

 

ざっくばらんに話をする3人。そろって個性的で、俳優といっても色は全然違うし、まったく別々の方角を向いて人生歩んでいるようだけれど、熱く持論を語ったり、相手の言うことに耳を傾けたりと、同世代って感じだなあと思った。しかも、30代半ばの同世代感。それなりのキャリアがあり自信があり、けれどまだまだギラギラしてるよ、ってとこもあり。にしても、30半ばで帝国ホテルの一室が似合うって、やっぱりゴージャスな3人。

 

「玄関に掛け軸を飾っている、しかも四季折々で掛け替えている」と言う中谷に男ふたりがのけぞる場面があったが、よく知られている、ヨガや茶道への傾倒や、そして性格はいかにもさばけていそうなところも含めて、この人の「いかにも大人の女優」って感じがすごく好き。自分で自分の整え方を知っていて、それがどう見られようと艶然と笑っているような感じ

 

中谷女史の健気さと、ぎこちなさ。ちょっとツンとしたところも素敵です。


   

 

 

 

 

素晴らしい評論。。。

http://rakuhoku.way-nifty.com/outouki/2014/01/109-df3e.html

より転載

 

 

 

2011年11月27日 京都芸術劇場春秋座にて観劇

午後1時から、京都芸術劇場春秋座で、舞台「猟銃」を観る。井上靖の小説の舞台化。翻案:セルジュ・ラモット、日本語監修:鴨下信一、演出:フランソワ・ジラール。

傑作映画「レッド・バイオリン」、「グレン・グールドをめぐる32章」、「シルク」の監督であるフランソワ・ジラールが演出を手掛ける舞台。主演は 初舞台となる中谷美紀。中谷美紀はフランソワ・ジラールの直々の指名による出演である。出演は他にロドリーグ・プロトー。中谷美紀がこれまで舞台に立たな かったのにはある理由がある。明言は避けるが、坂東玉三郎と同じハンディキャップを持っているのである。

 

まずモントリオールでの上演が行われ、その後、日本各地での上演。今日が千秋楽である。

雷鳴の轟く中、幕開け。伊豆の天城である。一人の男の手記が録音によって読み上げられる(ナレーターは何と池田成志である)。舞台上にいるのはカナ ダ人俳優で、シルク・ド・ソレイユの演技コーチも務めているロドリーグ・プロトー。日本語は正確にはわからないはずだが、ちゃんと日本語に合わせた演技を する。多分、かなり勉強したのだと思う。男は猟銃を手にしている。そして彼が「猟銃」という詩を発表したこと、その詩が世間から理解を得られなかったこと が明かされる。ただ、一人の男が文をくれたという。「猟銃」に描かれたのは自分のことではないのかと書いていたという。男の名は三杉穣助。そして三人の女 性による手紙が同封されていた。
そして、三人の女性による手紙が読み上げられる。約2時間に渡り、この三人の女性を演じながら、中谷美紀はほぼノ ンストップでセリフ、というよりここまで来ると語りであるが、を発し続けるのである。しかも、中谷美紀はセリフを一切流さない。全ての言葉に感情が宿って いる。「神業」という言葉があるが、その言葉通りのものを今日は目にすることになるのである。
長い時間、一人の俳優が語り続ける舞台は他にも観たことがある。加藤健一事務所による一人芝居「審判」や、白井晃の一人芝居「アンデルセン・プロジェク ト」である。加藤健一も白井晃も約2時間半、語りを続ける。ただカトケンさんの場合、セリフの流すべきところは流していたし、最後は息も絶え絶えになっ て、加藤健一という一人の人間の姿を敢えて晒しているのであるが、中谷美紀は長時間演じ続けて、中谷美紀個人の表情を出すことはないのである。白井晃の場 合は、動きがあるので大変ではあるが、セリフ量は今回ほど多くはないはずである。

 

中谷美紀が演じるのは、ちょっと気弱なところのある薔子(しょうこ。「薔」という字は人名に使う漢字としては認められていないはずである。中川翔子 は、出生時、薔子と名付けられるはずだった。母親は体が危険だというので伯母が役所で手続きをすることになった。中川翔子の父親は中川勝彦であるが、出産 には立ち会っていなかったようである。ところが役所では「薔」は人名用漢字でないとして受理されず、怒った伯母は、「しょうこ」と殴り書きして役所を後に したのだが、殴り書きしたため「しょうこ」ではなく、「しようこ」と読まれて登録されてしまったという)。修羅のような一面を持つ、みどり。凛としたとこ ろのある、薔子の母親の彩子である。

 

中谷美紀は憑依型の俳優である。プログラムを読んだのだが、映画の場合、セリフは台本を2、3回読めば入ってしまうそうで、演じるために生まれてきたような人だ。ただ、今回の長文の暗記には手を焼いたことも記されている。
同じ憑依型の女優として、白石加代子や大竹しのぶという大物がいるが、中谷美紀の演技は彼女達よりも上なのではないか。というよりこれほどの水準に達した 舞台俳優は今まで見たことがない。中谷美紀には映画「BeRLiN」の頃から注目していて(共演は永瀬正敏。監督は利重剛。ちなみに、永瀬正敏と中谷美紀 が別れる場面が撮られたのは、この間訪れたNHKホールに向かう、渋谷の公園坂である)、凄い女優だというのはわかっていたが、舞台での演技はこちらの予 想を遥かに超えていた。フランソワ・ジラールに中谷美紀なら、もう傑作なのは間違いないとわかっていたが、ここまでの水準のものを見せられると、言葉をな くしてしまう。

 

「猟銃」は心理劇である。内容自体は目新しいものではないが、人間の心の暗部に常に銃口が向けられているような危うさを持っている。
三人の女性の手紙が読まれるのだが、薔子と、みどりは実は思い違いをしている。最後に彩子の手紙が読み上げられて、ことの真相が明らかになるという仕掛けである。読み上げられてと書いたが、すでに記したように中谷美紀は膨大な量の文章を全て暗記している。

舞台音楽としてアンビエント系のミニマルミュージックが用いられていて効果的なのであるが、もし音楽を使わなかったら中谷美紀という女優の才能が更に剥き出しになるはずで、逆にそれを抑えているのではないかという気すらしてくる。

これは終演後、オールスタンディングであろうと思ったが、満員の客席の中でスタンディングオベーションを送ったのは、私を含んで4名ほどだけであっ た。モントリオールではオールスタンディングであったことがわかっている。同じ京都でも四条南座でやればオールスタンディングだったと思われるのだが……

なお、関西の多くの場所が舞台となっており、三宮、宝塚、明石、京都、山崎の天王山と妙喜庵などという地名がセリフに出てくる。「阪神間」という言葉も用いられている。

 

今日が千穐楽である。ということで、上演終了後、舞台袖から、花束(正確にいうと一本の薔薇をラッピングしたもの)が数多、舞台に放り投げられる。中谷美紀とロドリーグ・プロトーはそれらを客席に投げてプレゼントする。プロ中のプロとはここまで出来るものなのである。

 

ちなみに「猟銃」のプログラムは1500円であるが、良質の紙を使っている上、中谷美紀による長文の手記、作家や演出家は勿論、井上靖の娘である黒 田佳子のメッセージなどまで収められており、通常なら最低でも倍の値段を取ってもおかしくない仕様である。やはり出来る人ほど良心的であるらしい。


また、ある理由により、「猟銃」の公演がDVD化されることはまずない。劇場に通った者だけが凄さを目の当たりに出来るのである。

第10回は、 アンソニー・ボーデイン著、野中邦子 訳『キッチン・コンフィデンシャル』(土曜社)、 窪 美澄 著『さよなら、ニルヴァーナ』(文藝春秋)です。

 

小橋様のいでたちは、ご覧のようなシックな雰囲気で、ちょっとだけゴージャス感が

漂うような配色、大人の女性を感じさせます。

ちなみに山下さんはいつも通り安定したいでたちです。

きっとお洒落な方だと思うのですが、仕事着なんでしょうね。

 

https://www.youtube.com/watch?v=IhNU3LdmmV4&index=12&list=PLZLfxjjbRPTiM6AW_sbonXzwZEArqD-0K

 

 

冒頭、「100人がこの夏おすすめするこの1冊」フェスの紹介から始まります。

青山ブックセンター得意の企画ですね。

今もやってますけど、あれ結構見ていく人が多いように感じました。

ただ、紹介カードはまちまちですね。もうちょっと長めの紹介文がいいかと。。。

どうしてもあのコーナーは著者・著作というよりも、推薦者から入っていくので、本自体への興味を誘うには多少の文章量が必要かなと。。。

大きなお世話ですね。

 

この中で小橋さんが気になっていたは、「MARS 火星』」。

凄く大きな写真集で、こんなの持って帰れるのかしらと、素朴な疑問

いや結構売れてますと、山下さん。。。

確かにオブジェとしてもいいくらいの本ですよね。

ドラマのセットに配置したらお洒落かも。。。

 

ブックフェスの端から端へといそいそと動き回る小橋さんの姿がとても素敵です。

山下さんへの恥ずかしげで、伏し目がちな視線に大和撫子を感じます

 

で、山下さんの推薦本から

アンソニー・ボーデイン著、野中邦子 訳『キッチン・コンフィデンシャル』(土曜社)

現役のニューヨークのシェフだそうです。読みやすさに吃驚するそうです。

 

生ガキを食べる描写が抜群だそうです。。。

なんですけど、小橋さん、生ガキはダメだそうです。

きっと青魚もダメなんでしょうね。

 

続編「クックズ・ツアー」(土曜社)も出てるそうです。

 

著者は「アンソニー世界を喰らう」という旅番組をやっていたそうで、日本に来た時の動画を見つけました。

この番組は 2009年にはシリーズ全体がエミー賞を受賞したそうで、只者ではない様子です。 この番組のスピンアウト本がクックズツアーらしいです。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm26562665

 

アンソニー・ボーデインさんは、これにとどまらず小説も書いています。

小説の方も評判は良いようです。多芸ですね。

ちなみに、「シェフの災難」の方は映画化されたそうですが、評判は知りません。

 

 

 

 

小橋「シェフって、海賊みたいな人たちの集まりなんですね

 

・・・そんな気がします。フランス料理業界のゴットファーザーでしたっけ、

料理の鉄人でムッシュ酒井との対決を逃げた人。。。

昔は、腕力と大声でのし上がっても、肝心の腕はいまいちみたいな人たちもいたみたいです。

 

今はお客さんの舌が肥えちゃってるからそうはいかないでしょうけど。。。

結局、流れ者を束ねていくには腕と腕力両方が必要だったんでしょうね。

多分料亭の女将なんかもそうだと思う。

よけいな話でした。

 

 

小橋さんのお勧めは、

窪 美澄 著『さよなら、ニルヴァーナ』(文藝春秋)

神戸の少年A事件をモチーフにしたお話。

 

小橋さん、何でこんなややこしい本を。。。

 

あくまでもモチーフであって、想像力の中で書かれた本だそうです。

関係者の心理小説ということなんでしょうか。

ノンフィクションではなく、作家としての視点で書かれているそうです。

最後は、小橋さん泣いてしまったそうですが。。。

二人の話は死刑の是非論争には決して踏み込みません。

そんな話に首を突っ込まないで正解です。

 

 

最後に、 『恋読 本に恋した2年9ヶ月』 の告知です。

 

 

小橋「ええ山下さんも。。。」

山下「出させてもらってます。本当に恐縮です。」

   (恐縮or困惑か、らしくない可愛らしいリアクションです)

 

「本が大好きで、こうやって自分の書いたものが一冊の本になることがこんなにうれしいことなんだと実感しました。」

ぜひ、この路線の継続をお願いしたいと思います。

 

ちなみに私は、この本を読了後すぐに久世光彦著の「私があなたに惚れたのは

を購入し、小橋めぐみの項を読みました。

久世光彦が小橋めぐみに見たものは何であったのか?

僕なりに考えたものを、このブログの前の方に書きました。

http://ameblo.jp/jojo2016/entry-12176680106.html

 

小橋さんもご自身で「魔性」について考えていらっしゃいます。

多分意見は違いそうですが、そんなことはどうでもいいのです。

 

僕が、小橋さんに望むのは「どんな舞台でもいい、輝いていてさえくれれば」

ということだけなのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大人をダメにするソファ 」の話可愛らしいですね。

でも、「 大人をダメにするソファ 」は、この花と同じように

可愛らしい女の子の象徴的なもの、

代名詞的なもののように言われているように感じました。

 

可愛らしい子供を持ち、他愛のない会話に幸せを見出す生活。。。

僕は小橋さんに,早くそんな小さな幸せを手に入れてほしいと思っています。

きっと可愛らしい奥さま、親子になられるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

お仕事についてあれこれと邪推したことは、反省しています。

ついつい心配で、余計なことを。。。

言動に注意しないとご迷惑をかけかねませんね。

 

ただ出来上がったもの、やり遂げたことをを愛でているべきなのですね。

ご自分の信じるところに従って、存分にご活躍あれアップ

 

 


第9回 特別ゲスト:酒井若菜さん

お二人はとても仲良しだそうです。

 

 

 向田邦子特集

 

 

 

 

 

 

『父の詫び状』向田邦子(著)文春文庫

小橋さんが10代の終わりに初めてであったエッセイで、

それ以来何度も読み返してきた本だそうです。

向田さんが遺言としての覚悟をもって書かれたものだそうです。

その覚悟をしっかりと受け止めて、何度も何度も読み返してきた小橋さん。

向田さんも、小橋さんのような読み手を得て、作家冥利に尽きるのではないでしょうか。

 

沢木耕太郎さんが 解説を書かれている最中に、向田さんは亡くなられたそうです。

小橋さんにとって、あまりに運命的な本との出会いではなかったのでしょうか。

 

 

 

『あ・うん』向田邦子 (著) 文春文庫

山下さんの推薦された本です。女の目線と男の目線の両方で描かれている、心理描写に優れた本と皆さん一致した意見でした。向田さんの描いた唯一の長編小説なのだそうです。

 艶めかしい、でもあと一歩を踏み込まない、絶妙な(エロス)ところを描いたと語る小橋さんに、魔性を秘めた小橋めぐみの芽芯(?)を見た思いがしました。

 

 

 

『向田邦子の恋文』向田和子 (著) 新潮文庫

酒井さんの推奨本です。酒井さんの、自由な恋愛観、、親分肌的な優しさ、そして、「肝心な部分を決して言上げしない」ことについての鋭い洞察、昭和的な繊細さとでもいうもの(団塊の世代までが持っていた感性とでも言いましょうか)を感じました。小橋さんと仲がいいのがわかるような気がします。

  酒井さん、あどけない小橋さんを今後とも宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小橋めぐみの 本のめぐみ 第8回

 

今回の小橋さんは、涼しげな装いですが、ただでさえ細い体の線が強調されているような気がします。お父さん的には、もう少しふっくらした方が安心します。

 

まずは、山下さんのお勧め

前田司郎著『口から入って尻から出るならば、口から出る言葉は』 (晶文社 )

小橋さんに題名を言わせるなっていうくらい下品なタイトルですね。

 

 

著者の前田さんは、

三島由紀夫賞や向田邦子賞受賞を受賞し、

映画やCM、ドラマの演出なんかもされているそうです。

 

 

 

 

多才ですね。

 

 

 

 

「書くことは、考えることだと思っていたが、祈ることではないかと思えてきた。」

「人に神は宿らないと思うが、行為には神が宿ることがあると思う。」

 

小橋さんは、優しい、祈るような読後感を感じたそうです。

また、決して押しつけがましくなく、常識を疑い、

自問自答を繰り返すような著者の書きぶりが全編に渡っているのだそうです。

 

哲学者のようですね。どのような演出をされるのでしょう。

役者とともに自問自答しながら、演出しているとすれば、

まさに創造的な演出ですね。

 

 

 

続いて、小橋さんのお勧め

カズオ・イシグロ著『忘れられた巨人』

 

 

 

 

 

小橋さんが大好きな作家なのだそうです。

いつになく饒舌な小橋さんです。

 

 

曰く、

「忘れられた巨人」とは、社会が、歴史の中で葬り去ったもの

深い霧の中で、徐々に見えてくる景色は、 静かに力強く感情に訴えかけてくる

これぞカズオ・イシグロの世界

 

 

イシグロさんの作家としての経歴は

 

英国に在住する長崎女性の回想を描いた処女作『女たちの遠い夏』で王立文学協会賞を受賞。第作では、戦前の思想を持ち続けた日本人を描いた『浮世の画家』でウィットブレッド賞を受賞。英国貴族邸の執事を描いた第3作『日の名残り』でブッカー賞を受賞する。この作品は1993年に英米合作のもと、ジェームズ・アイヴォリー監督・アンソニー・ホプキンス主演で映画化された。

 

ということで、実に華々しい活躍を最初からされているようです。血筋は両親とも日本人らしいのですが、幼いころから英国暮らし。彼の中の「日本」は彼の想像上の日本なのだそうです。

 

イシグロの頭の中で想像した古き時代の、美しい日本女性を小橋めぐみに演じてもらえたら、さぞかし美しい映像になるのではないかなどと想像しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第7回の後篇は、ジュディ ・バドニッツ著  岸本 佐知子 訳『元気で大きいアメリカの赤ちゃん』(文藝春秋) です。

 

岸本さんも綺麗ですね。

表紙の絵は、デザイナーが青山ブックセンターで見つけたものだそうです。

 

 

 

 

黄色いワンピースが小橋さんの清楚さを強調しています。

私は、ナメクジのように溶けてしまいそうです。。。

 

 

 

ブラックなユーモアで、

自分が普段気づいていない黒い気持ちに気付かされる。

人間の気持ちの奥底にある普段は見えない気持ちに気付かされる短編集だそうです。

 

「痛み」が人に思い出させるのは肉体であった。

残酷なことを言えば、精神的な痛みなど、肉体的な痛みに比べれば人間に与えるダメージは大したことはないのだ。境目。。。
 

「Border」...山下さん、お洒落ですね。

浦山です。

 

BigLoveレコード特集

カメラマン的才能をお持ちだったのですね。

小橋さんのちょっと引いた表情が何とも言えません。

 

今度、小橋さんと渋谷を題材に写真集を作って頂きたいと思います。

いや、本気です。

 

 

第7回の前篇は、山内マリコ著『かわいい結婚』(講談社) です。

 

 

山場は冒頭いきなりやってきます。

場所は、 『かわいい結婚』 刊行記念 山内マリコ 選書による真面目に「結婚」を考えるフェアの棚の前です。いくつかの本を取り上げながら。。。

 

小橋 「ちなみに、山下さんは、結婚は、されてる?」 (挙動不審気味に。。。)

山下 「いや、してないです。」(不意を突かれた様子で苦笑気味に)

小橋 「あぁ。・・・ してないですね。」(何気なさを装った風で)

山下 「願望もないですね。 いまのところ。」(追い打ちをかけるように)

小橋 「あぁ、ないんですね。そうなんだ。はい。」(寂しそうに。。。)

 

ここで、山下さん神の一手

 

山下 「ありますか?結婚願望は?」(毅然として、切り返すように)

小橋 「願望は。 はい。 あります。・・・はい、ですねww」(オロオロした調子で)

小橋 「 じゃぁ、そんな山下さんとお送りしたいと思いますwww宜しくお願いします」

    (メロメロ状態でゴングに救われる感じでしょうか )

 

小橋さんの率直な可愛らしさ、正直な愛らしさに身がよじれそうになります。

 

 

『かわいい結婚』

冒頭の盛り上がりで、もうお腹いっぱいですが。。。

可愛い装丁。短編集だそうです。

男性目線で書かれた女の子の大変さ。

昭和の香りのする作品もあり、

最後の話はひやっとする。happyだけじゃない。女の子は強く生きていこう!

 

同じ作者の

 

 

『ここは退屈迎えに来て』 も併せて紹介

憂いのある小説。。。