職場の同僚にADHDの方がいることもあり、「何か力になれることはないかな?」という思いから、ADHDの特性や脳の仕組みについて勉強を始めました。
そこで知ったのが、「PINCH(ピンチ)の法則」という驚きのメソッドです。
実は、人間の脳(特にADHDの傾向がある場合)は、「重要だから」「やらなきゃいけないから」という理由だけでは、なかなかエンジンがかからない構造になっているそうなんです。
脳を動かすには「ドーパミン」という物質が必要なのですが、それには5つの特定の刺激(引き金)が欠かせません。
ハーバード大学のエドワード・ハロウェル医師が提唱した、その5つのポイントをシェアしますね。
脳を動かす「PINCH」の法則
P:Passion(情熱)
自分の「好き」とセットにする方法です。お気に入りの曲を聴きながら作業したり、推しのグッズをデスクに置くなど、ワクワクする環境を作ります。
I:Interest(興味)
「なぜこうなるんだろう?」と好奇心を刺激します。単なる作業を「調べ物」や「パズル」のような問いに変えてみるのがコツです。
N:Novelty(新しさ)
マンネリは大敵。作業場所をカフェに変えたり、文房具を新しくしたり、PCの壁紙を変えるだけでも脳は刺激を受けます。
C:Competition(競争)
ゲーム感覚を取り入れます。タイマーで自分とタイムレースをしたり、SNSや友人に進捗を報告して競い合うのが効果的です。
H:Hurry(切迫感)
「あと15分で終わらせる!」と締め切りを短く設定します。あえて人前で宣言してしまうのも、良いプレッシャーになります。
「頑張れない自分」を責めなくていい
ADHDの脳は、脳内のドーパミンが少し不足しやすい状態にあると言われています。だから「やる気が出ない」のは根性の問題ではなく、単に「脳の仕様」なんです。
この5つの引き金のどれかが当たると、脳は「過集中」という最強のモードに入ることができます。自分を責めるよりも、「今の自分にはどの引き金が効くかな?」と実験する感覚でいる方が、ずっと楽に動けるようになります。
今日からできる3ステップ
もし、動けなくて困っているなら、次のステップを試してみてください。
1. 過去の自分を分析する
これまでに「気づいたら没頭していた!」という経験を思い出し、PINCHのどれが効いていたか探ります。
2. 引き金を意図的にセットする
「今日はカフェを変えよう(新しさ)」「タイマーを使おう(切迫感)」と、作業にルールを組み込みます。
3. 合わないものは工夫する
どうしても動けない作業は、仕組みでカバーするか、得意な人に頼るなど「脳の仕様」に逆らわない工夫を考えます。
勉強を始めてみて、「根性論」ではなく「脳の扱い方」を知ることが、自分も周りもハッピーにする第一歩なんだなと実感しています。
この記事が、誰かの心がふっと軽くなるきっかけになれば嬉しいです。