こんにちは。三戸です。
今回、AIについて私の意見をお話ししたいと思います。
最近、広告でよく見かけるようになった人格再現AI。
有名なのはAI MEDITEXが共同開発中の人工知能・マイア(MIA)ですね。
人格を再現するAIは「故人」の再現すら可能になります。
いま、人格再現AIの開発が進んでいますが、単刀直入に言ってしまうと、
私は人格再現AIの開発は中断すべきだと思います。
この技術の導入には深刻な倫理的な懸念が伴うのにも関わらず、ガイドラインを設定する姿勢が見られないのです。
故人または個人の人格を再現することで、元となった人物のプライバシーや尊厳が侵害される可能性があります。
また、人々の心に対して人格再現AIが与える影響は未知数です。
生前の人格や思考パターンを再現することが、その人物の家族や周囲の人々に対する心理的負担も考慮されなければなりません。
死を受け入れることができなくなるのではないでしょうか。
さらに、この技術が一般化すれば、悪用の可能性も懸念されます。
例えば、人格の偽造や詐欺行為が増加するリスクが考えられます。
被害者だけでなく、元となった人物の名誉も傷つけられてしまうのではないでしょうか。
悪意がなくとも、他人の権利を侵害してしまう可能性もあります。
人間は日々の生活から学習しますが、人格再現AIはいつどこで何を学習しているのか?
知的財産権の侵害、プライバシーの侵害の可能性があります。
上記で上げたような問題がある人格再現AIの行為の責任はいったい誰がとるのか。
AI開発者、開発を支援した企業、元となった人物、はたまたAI自身なのか…?
このような理由から、人格再現AIの開発は中断すべきだという立場をとります。
技術の進歩は重要ですが、その進展が社会全体の利益に資するかどうかをよく考える必要があります。
ガイドラインを明確にしないまま、企業との共同開発を進めることは社会影響に対して無責任としか言えません。
以下のような記事もあり、AI MEDITEXには疑いの目を向けざるを得ません。
皆さんもこの問題について真剣に考えてみてはいかがでしょうか。