Abフラッグマンが星条旗をモチーフに作品を作り続ける理由

小型のドアを素材として星条旗を作った作品

 

 Abが7才の時ベトナム戦争に従軍していた父親が戦死、その時の軍葬で棺を包んだ星条旗が彼の作品の方向性を決めたと言われています。Abの作品には旗、鷲、自由の女神、そして彼の父がベトナムで戦った自由に対する精神が含まれています。

 

照明のついた告知版を作品の素材として作ったAb Flagmanの星条旗

 

 Ab the Flagman(本名Roger Lee Ivens)という名前は高校時代、友達から「アブストラクト」(難解なとか抽象的なとかの意味)といニックネームがつけられました。彼は難解な人間だったのでしようか。後にアブと短縮されます。

 

廃棄されたフレームを素材にAb the Flagmanの星条旗は作られた

 

 Abの履歴は20代後半に家具制作会社で働き始めます。家具制作で不要になった木の切れ端を集めます。(捨てられた木材、そして入手できるものを利用するグリーンアーティストの一人です)集められたものが彼の作品の素材になりました。

 彼はジョージア州アトランタのカーター元大統領センターそばの道路脇で最初の作品を売り、徐々に知名度を上げていきました。現在Abはフロリダに住んでいます。