今日はTAについて。

テーチングアシスタントの略で、教授に着いて学生の学びを助ける仕事をしつつ、自身は博士課程の研究を進めている人たちです。シカゴ大学の博士課程って信じられないくらい賢い人たちしか入れないので、彼らは若いですが、とてつもなく優秀な人材ということになります。

$日々の戯言+Executive MBA=Who knows??

チームメイトに混ざって、後方に立っている彼はJose君といって(隣は奥さん)、シカゴ大学経済学の博士課程の生徒で、統計と数学のTAをやっています。コロンビア人(奥さんも)で、奨学金でシカゴのMBAを卒業し、今も奨学金をコロンビアから受けている超秀才です。

将来の目標はと聞いたら、コロンビアの財務大臣になること、とのこと、、、レベルが違う、、、

とは言っても、ラテンのノリなんでしょうか、非常に面白く、かなり適当な空気さえ漂わせています(笑)

夜遅くまで、クラスメートが各チームに分かれてアサイメントに取りかかっている際に彼がサポートしてくれるのですが、僕らのチームは必ずビールがあるので、「ベストチーム」だと彼も喜んでくれて、すごく楽しくベラベラ話しながら色々と教えてくれます。

彼のみならず、どの科目もTAは基本的にかなりしっかりとしています。中には、頭はいいのだろうけど、教えるのは苦手なんだなと思うTAもいますが、それは経験が浅い人かコミュニケーションが苦手な人という感じなので、ある程度は仕方がなく、総じて僕は満足しています。

Joseに言わせてみると、やはりアメリカのトップスクールで教授になるのはとてつもなく難しいようで、各学校の経済学部で1人でも採用されればいいようです。つまり、全米で10名くらいしかトップスクールの教授職を勝ち取ることができないようです。超優秀な連中が博士課程に進みながらも、年に10名程度しかトップスクールの教授になれないなんて、、、、競争率高過ぎです。

シカゴ大学経済学部のPhD学生にとってみたら、僕らんなんて幼稚園みたいなものでしょう、、、(笑)ただ、やはり実業を知っている我々と話ができることは、彼らにとってもプラスになるようです。

正直、教授の授業だけでは着いていけないのが実情なので(アメリカ人でも)、TAの質というのは非常に大きな問題です。

ナイスなTAにサポートしてもらえる、僕らおばさん、おじさんは幸せ者です。