35歳からの「脱・頑張(がんば)り」仕事術 (PHPビジネス新書)/山本 真司



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こんばんは。




















「~」術といったノウハウ本をあまり読まなくなって久しいです。























20代後半くらいまでは結構読んでいましたが、他人様の知恵に頼るのではなく、自分で軸を作っていかなければならないとの思いから、その手の本と距離を置くようになったのだと思います。
















ただ、著者の方がシカゴ大学の先輩ということで、ふと手に取った今回の本には、今の自分にとっては非常に胸に沁みる話ばかりでした。








プレイヤーとして力を発揮してきた自分が、ここ1年くらいは明確にマネージャーとして仕事をする機会が増え、そうなってくると、いかに今まで未熟であったのかを気付く機会がたくさん出てきました。








プロジェクトや案件などでチームをリードしてきた経験はたくさんありますが、あくまでそれは専門家集団でしたので、細かいことは気にせずに、逆にやりやすかったですし、楽しかったです。








しかし、実際に人に指示を出し、動いてもらい、そして最終的には自分で責任をとった上で、上に掛け合う、という中間的な立場になると、嫌になるくらい相手のことを考えてしまいます。












「こんな風に言ったら、彼女/彼はどう思うだろうか?」










「自分のペースで指示すると、嫌がられないだろうか?」








「じれったい。。。俺がやった方が早いのに。。。」








「こんなこともできないのか。。。」










「そもそも、彼女/彼は俺のことを信頼してくれているのだろうか。。。?」








それらはひとえに自分の未熟さからくる葛藤ばかりでした。この本を読んで、色々なことを考えさせられ、マネージャーとして、これからの仕事の指針になるような発想もたくさんありました。








組織にて、そろそろ若手から中堅と言われる世代になった僕らにとっては、色々な意味で勉強になる良書だと思います。