下宿を始めたのは、3月でした。


みんなには少し遅れてアパートに入ったので、一番悪い場所・・・

どの部屋もボロなので、別に大差ないですが



初めて部屋を見に行った時、玄関でゴキブリが倒れてましたえっ


風呂は正方形!?みたいな


ガスの付け方は、火起こし!?みたいな


台所はお湯出ないガーン


網戸は、斜めっててちゃんと閉まりません


換気扇は、腐ってて回りません

ついでに、紐も切れてしまった・・・


自分のさじ加減ですが、玄関のカギはあけっぱなし得意げ

みんな自由に出入りしてました


自分ちのような勢いでね




ぼくの、練習の状況は、学校に行くようになって大きく変わったと思います。


経済学部、経済学科。



ゆうきが同じ学部、学科でした。


いつも一緒にいました。


ほんと朝から晩までいつも。


ゆうきが僕のことを一番知っている理由です。



詳細ははしょりますが、

彼と時間が合わせられたので、たくさん練習できました。



彼の練習に対する態度、考え方は共感できるものだったので、そういうやつがいつも一緒に練習する相手だったり、生活する相手だったのは幸運でした。


それから、ゆうきは無限の体力が武器で、いつまでも練習できるし、向上心があって負けず嫌いなので、とてもかみ合いました。

自分の技術をどこまでも高めることが目的だったので、ゆうきのようなタイプの人が練習相手だったことは、効率よく有意義な練習になりました。


わがままな要求も、また練習になりました。


「ハーフボレーやりたいから沈め続けて」

いやいや、それはむずかしいでしょむっ


ローボレーならまだねぇ・・・


意地張って練習ですよ。

お前がミスるまでやってやる!みたいな感じでね。




でも、自分はそういうテニスの方が楽しさを感じていました。


その感覚は、選手よりも指導者的だと思います。



自分を高めることは、楽しいというより、義務。

相手の要求に応えたり、相手が向上していくのをみるのは、とても楽しい事です。


その選手がうまくなっていく段階が見えてきます。


できていない原因がなくなっていきます。


できている内容がよりよくなっていきます。



自分のプレーによって、それがよりスムーズに起こります。


自分のボールが、選手に気付かせます。


そういうのは、とても楽しいです。





できるだけ学校に行かなくていいように授業を2人で入れました。


行かなくてはいけない授業は、何回か行って諦めましたニコニコ

講義を聞いていても、意味がわかりませんでしたかお


テスト前だけ行って、ノートを借りました。

知らない人に。

ゆうきが。


毎年、単位は取りました。

3分の1くらいはにひひ



ぼくは、もともとテニスをやるために大学に入ったので、単位を取らなくてはいけない、という意識はありませんでした。

実際大学に入って思ったことは、引退したら単位取ればいいや、という感じ。


できるだけ、練習の時間をとれるように、と考えていました。


ほんとに純粋に、テニス力を高めるために時間を使った学生時代でした。