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 三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)など大手銀行6グループの平成20年9月中間連結決算が18日、出そろった。金融危機による株価急落と景気後退による不良債権の増大が直撃し、最終利益の合計は前年同期の9478億円から3983億円へと58・0%も減少した。経営の健全性を示す自己資本比率も軒並み低下し、3メガバンクグループがそろって増資による資本増強に踏み切る。

 業績悪化の最大の要因は不良債権処理損失の急増。6グループ合計の不良債権処理による損失は前年同期比87・6%増の7340億円に達した。

 本業の銀行部門のもうけを示す実質業務純益も融資の減少で利ざや収入が減ったほか、相場低迷で投資信託などの販売手数料が減り、合計で13・0%減の1兆4241億円と振るわなかった。

 保有株の値下がりによる損失も追い打ちとなり、自己資本比率は、三菱UFJが今年3月末の11・19%から10・55%に低下するなど軒並み悪化した。いずれも健全性の目安である10%はクリアしているが、資本の目減りは貸し出しの縮小につながることから、三菱UFJが6000億円、みずほFGが3000億円の増資を打ち出し、三井住友FGも検討している。

 21年3月期の最終利益は合計で前期比50・1%減の9300億円を予想。3年連続の減益となり、4年ぶりに1兆円を下回る見通しだ。

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 三菱UFJフィナンシャル・グループが18日発表した08年9月中間連結決算は、当期(最終)利益が前年同期比64.2%減の920億円にとどまり、04年9月中間決算以来、4年ぶりの低水準だった。不良債権の処理費用や保有株の損失処理がかさんだ。本業のもうけを示す実質業務純益(傘下銀行合算ベース)も同13.2%減の4381億円だった。09年3月期の最終利益も同65.4%減の2200億円を予想した。【大場伸也】

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 新生銀行とあおぞら銀行が08年9月中間連結決算でともに最終(当期)赤字に転落した。新生銀は旧日本長期信用銀行、あおぞら銀は旧日本債券信用銀行が前身で、いずれも破綻(はたん)銀行を米投資会社が買収したものの、海外向けの投資が多額の損失を出し業績を悪化させた。両行とも公的資金が投入されているが、経営不振で返済のめどは立っていない。

 新生銀は、08年3月期に米低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)関連で291億円の損失を出し、本店売却を余儀なくされたばかり。今中間期も、9月に破綻した米リーマン・ブラザーズ関連の融資や欧州ファンドへの投資で251億円の損失を計上。最終赤字は192億円に上った。

 あおぞら銀の最終赤字は280億円。米ゼネラル・モーターズ(GM)の関連金融会社GMAC向け投資で233億円の損失を出したことが響いた。大株主の米投資会社サーベラスとともに出資したが、米自動車市場の冷え込みのあおりを受けた。09年3月期も270億円の最終赤字と、主要行では唯一の赤字決算を予想している。

 両行の不振の背景は、国内の脆弱(ぜいじゃく)な営業基盤。支店の少ない長信銀だったため営業網が弱く、法人向け融資などは大手行にはるかに及ばない。その結果、高収益が期待できる一方でリスクも大きい海外向け投資に傾斜、金融危機の深刻化で損失が一気に膨らんだ。

 収益が改善しないと公的資金の返済も進まない。政府が株式を保有して両行に投入している公的資金の残高は新生銀が2168億円、あおぞら銀が1794億円(ともに簿価ベース)だが、株価低迷で18日の終値ベースでは合計で約2800億円の含み損になっている。株価が大幅に回復しない限り、政府が損失覚悟で保有株を売却するとは考えにくく、公的資金の返済は進まない状況だ。

 新生銀はティエリー・ポルテ社長が退任、あおぞら銀のフェデリコ・サカサ社長も退任を示唆している。両行とも経営陣の刷新で立て直しを図る構えだが、業績回復の道筋は見えていない。【斉藤望】

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