母の命日でした。

一昨日は母の命日で父とお墓参りに行ってきました。もう5年になりました。

認知症の父にとっては母の死後激変した生活。
母が亡くなったショックで一気に認知症が進んでしまい、うちの近くに引越してもらい1年弱いた後、次女の近くへ引越し。
その後は、姉がよくみてくれているので安心しています。
でも、認知症は確実に進行しています。



昨日は、私が迎えに行った時、誰かわからなかった様子。
「良やで～」と言うと、思い出して安心したようでした
そして、少し遅れると電話したのが、「行かなくなった」と思い込み、姉を振り回していたようです



孫たちの様子を話し始めた時には「孫はいない」と言う。気にせず話していると思い出した様子。孫たちの近況を話しきった直後、「◯◯（長男の名前）はどうしてるんや～？」  
いつもの事なので、又最初から話し始めます  間が持たないと言う事がないので、楽チンです



うちに帰って、みんなで夕食を食べました
用意をしている間、三男が相手をしてくれます。ご飯の時も、よそってくれたり醤油をかけてあげたりしてくれます。介護をしている時も本当～に子供たちには助けてもらい、感謝感謝です



長男が帰ってきた時にはちゃんと誰だか解ったのですが「怖いなぁ～」と一言！ 思った事をそのまま言うのだ～ 　確かに厳つい長男ですがね～
その後、黙ってしまった父 そんなに怖かったのか・・・
でも、帰りに送っていった時に、「怖いけど、気のええ子や～」と言ったのにはびっくり
時々、すごい事をいうのです。特に初孫の長男の事は特別のようです



今年に入ってから、姉が導尿をしてくれています。朝と夕食も作って持っていってくれています。
本当に姉には感謝です



認知症の人はキレやすくて、こちらにいる時にはあちこちで頭を下げまくっていました
あちらでも、デイサービス等でよくキレていたそうですが、プロの対処のお陰で最近は穏やかになってきているそうです



その日の事も、さっきの事も忘れてしまい、「その一瞬」しかない父。一瞬一瞬の繰り返しが人生。
その一瞬を穏やかに過ごしてくれれば本当に嬉しいと思います
そういう父を見ていて、いろんな事や観念を解き放し「今を穏やかに生きる」大切さを教えられました。



娘や孫の事を忘れてしまう日もそう遠くないとは思うけれど、日々穏やかに暮らしてほしいと願います




ピースをする父