こんにちは。
株式会社Join代表取締役の橋岡克仁です。
先日、元ソフトバンク社長室長を務めた三木雄信氏が執筆した「頭がいい人の仕事が速くなる技術」という本を読みました。
ソフトバンク会長の孫正義氏の側近で学んだことがシンプルにまとまっており、とてもわかりやすい1冊でした。
その中のエピソードで、三木氏がソフトバンク入社後に孫正義氏から与えられた課題からの気付きが衝撃でしたのでご紹介します。
孫正義氏から与えられた課題。
それは「三日間で経営課題を一万個リストアップしろ」というものです。
本書では、このエピソードを通して、仕事を構造化していくことの重要性について書かれていました。
多くの方は、思いつく課題をひたすら羅列する。しかしそれでは50個も思いつかない。
三木氏は、これを経営に関する要素をまず10個書き出し、次にそのジャンル分けしたものをさらに細かく10の要素に分ける。
この段階ですでに100の要素が生まれ、それをさらに細分化していくことで、見事に1万個の経営課題をリストアップできたということです。
確かに、細分化することは重要で、全体を網羅的に把握する上ではとても効率的で、すぐにでも取り入れられる考え方です。
しかし、僕が最も学びと感じたのは、経営課題を1万個、しかもそれを3日という短い期限で設定した孫正義氏の仕事の基準と覚悟です。
ソフトバンクという巨大な組織のトップに立つ人は、経営課題を考えるのであれば、1万通りの要素をリストアップすることが「当たり前」なのです。
僕はそこに、孫正義氏の仕事の基準と覚悟を垣間見たような気がしました。
改めて、仕事で圧倒的な結果を残すのに必要なのは「才能」ではなく、圧倒的な「努力量(行動量)」であると、このエピソードを通して確信しました。
僕も今まで以上に努力量を上げて、事業を拡大させていきます。
橋岡克仁でした。