約1ヶ月前に、長和町で養鶏業を営む
のどか牧場の内田オーナーと一緒に佐久で合鴨農法取り組まれている成沢様を訪ね、20個の合鴨の卵を購入しに行きました。
また役場で養鶏に詳しい方から孵卵器をお借りし、合鴨のふ化にチャレンジしておりました。
長和町には畜産業が減少し、現在は数軒の養鶏業を営まれる方以外ではお見かけせずにおりました。
複合的な食品メニューを考えるにも、新鮮で素晴らしいクオリティの生鮮野菜などは沢山ありますが食肉に関するネタが少なかったのです。
そこで、
のどか牧場の内田オーナーのご協力を得て、合鴨の肥育準備に入ったのです。
産卵から28日を経てふ化するとの事で、孵卵器に20個の卵を並べて開始。
1日最低3回程度の転卵を行うべく家族でチェックシートを作成し管理し始めました。
途中どうしても家族で横浜方面まで行かなければならなかった時には、町民で友人の方々の助けを借りました。
そんなこんなで一昨日の夜からふ化が徐々に始まりました。
ふ化予定日の3日前から転卵を中止し、今か今かと待っていた訳です。
20個のうち、無精卵は3つありましたのでそれらは爆発して腐った卵臭が家中に充満することを避け、17個の有精卵で待ちます。
その1
その2
現在まで10個の卵が孵りました。
未熟児で生まれてしまった仔などもおり、全てが元気に育つかどうかは分かりませんが概ね元気にイタズラばかりしています。
ふ化してから羽根が乾くまでは体温低下が一番良くないとの事で、かなり慎重に体温が下がらないように気を遣っています。
最初の頃に生まれた仔達は水も飲み始め、すり餌やチモシーをイタズラがてら飲み食いするようになり始めています。
畜産業のタネに…と始めた合鴨ですが、いざ取り上げたり世話をすると情が湧くのも必定。
畜産業を営まれる方々のお気持ちや感覚はプロである事が必須条件なのだと改めて思うところです。
合鴨には様々なカラーパターンやふ化時のバラツキがある事も分かりました。
アヒル的な要素の強いものや、野がも的な要素の強いものなど、とても曖昧な感じを受けています。
この週末には、上記前述ののどか牧場さんに預けに行きます。
一緒に新しい畜産業の行く末を悩んで取り組んで下さる内田オーナーに改めて御礼申し上げます。
ちなみにそののどか牧場様のサイトでは、こだわりの鶏卵が販売されています。
また、近日中にはご自宅のお隣の別棟を改造され、待望の売店がオープンの予定です!
ふ化してから短い時間にはなりますが、内田オーナーにお預けするその日まで元気に育つよう気をつけたいと思います。
命の尊さや儚さを学んでいます。
卵から孵るという命のドラマは娘や息子にとても強いインパクトと学びになっています。
命を学べる機会が多いのもまた農村部に住むという事の素晴らしい環境のなせる業。
この機会を戴けたのどか牧場の内田様、佐久の成沢様にはこの場をお借り致しまして厚く御礼申し上げます。