黒耀の郷 信州・長和町 地域おこし協力隊ぶろぐ!! -2ページ目

黒耀の郷 信州・長和町 地域おこし協力隊ぶろぐ!!


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信州長野県の小県郡(ちいさがたぐん)にある長和町(ながわまち)。
長野県のヘソであり、日本のど真ん中に位置する長和町に移住した地域おこし協力隊が綴るがっつり情熱系ブログです!

昨日から準備で訪問する第67回全国植樹祭ながの2016の長野会場。
その準備とは特産品のブース出展のためです。

折しも天皇皇后両陛下が来場されての式典のため、大変厳重な警備の中での準備のため、昨日から着々と特産品開発係の皆さんとご一緒させて頂きました。

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出展場所が出入口の目の前という好立地を戴き期待満々の中での準備に。
エムウェーブの中もスッカリ式典会場と化し、翌日の本番を胸に一旦帰街しました。

そして、翌日。。。

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会場は金属探知機やたくさんの私服警官の方々が警護する中厳かに始まろうとしていました。
やはり天皇皇后両陛下のご来場となると全然違います。

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前日から準備していた甲斐もあり、スムーズに準備も出来ました。そして…

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町長を始め、沢山の長和町に携わる皆様が集まる中での販売開始です。
羽田町長にはオープン当初からブースに入って頂きトップセールスをして頂きました!
さすがお顔を広い町長。。。
本当に沢山のお客様をお連れ頂きました!
この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。

m(_ _)m

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盛大かつ荘厳な式典が行なわれ、とても沢山の長和町特産品を販売する事も出来ました!






東京農業大学山村再生プロジェクトの2日目と3日目もまたドラマティックな体験がてんこ盛りに。
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農機具と言えばKubotaさんでしょうか!
東京農業大学山村再生プロジェクトと今年から大変密接に協力を頂いているステキな会社さんです。
そして、今回鷹山新圃場にてクボタさんの最新農機具がお目見えです。
全自動定植機。マルチが張ってあればそれから定植までの全てを全部やってくれます。

定植するのは、山村再生プロジェクトが今年から取り組む作物のエゴマとキヌア。
エゴマは近年全国的に作付されている健康食品。えごま油などに加工され、国産エゴマはとても注目されています。

また、南米原産とされるキヌア。
こちらも輸入品としてですが、スーパーフードとして日本中…いや、世界中で嘱望されるパーフェクト穀物です。
日本ではまだまだ作付実績は少なく、販売されるものも高価で少量。

東京農業大学がその技術力と実学主義の経験を活かした機能性食品の取り組みを先ずは長和町というフィールドでテスト生産されます。

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また、実習として手作業での農作業で参加者の皆さんもアクティブに取り組まれました。
都会での暮らしで溜まってしまったストレスや運動不足も、大自然の中での農作業はまさに癒し。
皆さん夢中で作業されていました。

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最終日の作業は農大芹沢圃場での農作業実習と本沢渓谷の農大の森での植林です。
私は植林実習のほうに行きました。

この植林実習は既に24年もの歳月をかけて毎年行われてきた歴史あるものでして、私が大学生になった年から続けられています。
毎年参加する人達の名前が刻まれる版もあり、私の名前も最初から載っていて一気にテンションが上がります!

林業後継者グループの皆さんが毎年丁寧にご指導下さり、安全に愉しく取り組めます。
私が参加した第一回の植林から変わらずお元気な林業後継者の皆さんですが、それでも既に24年が経過し、新たな後継者を求められる世代に。
林業の世界もまた過疎化が影響している事も学ばせて頂き、身の引き締まる思いです。

こうして、多くの経験と想い出を創出して今回の実習は終了しました。

来月にはタイからも農村体験プログラムとして山村再生プロジェクトと同じタイミングで来日が予定されています。

長和町では沢山の若い世代が多くの日本農村文化を体験している事をぜひ知って頂ければと思います。






今年度に入り二回目の山村再生プロジェクトが本日から始まりました。
TAKAです。

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異常気象か!?…と思うほど、クワガタを発見してしまうほどの暑さでしたが、本日未明から雨が降り、気持ち涼しさが戻った気がします。

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山村再生プロジェクトは長和町と、東京農業大学、そして私の息子も通う丸子修学館高等学校も共同で実習を行ないます。
今日も農大山村再生プロジェクトから24名の学生さんと、丸子修学館高校から9名の生徒さんが実習に参加。
また、全国農協観光協会のツアー客の方々も4名参加となり、大変大所帯の実習となっています。

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初めて田植えをされる方も多く、地元指導員の農家さんからシッカリと説明を聞いて臨みます。

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さて、いよいよ田植えの開始です。
長和町での稲作の歴史や先人の知恵、そして近代農業の中で翻弄され、乗り越えられてこられたベテラン農家さんの想いなども学びます。

東京農業大学には「実学主義」という理念がありまして、私も卒業生の端くれとしてよくよく刷り込まれた思想ですが、まさに実学を通じた指導と教育が行なわれています。

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稲の事は稲に聞け。
そんな想いが通じたのか、各人素晴らしいペースと丁寧な田植えが出来ました。

折しも天気も回復し、昨日までの灼熱天気、そして雨模様での寒さからも解放され、ちょうど良い陽射しに恵まれての実習となりました。

長久保宿からほど近い芹沢圃場。
改めてシッカリとした圃場に恵まれるフィールドがいかに大切かも気付かせてもらった気がします。

明日は朝から東京農業大学山村再生プロジェクトの新圃場がある鷹山地区で、新規作物であるキヌアやエゴマの播種などが予定されています。

明後日には、24年もの間続けられている植林実習「本沢渓谷農大の森実習」が行なわれる予定で、在学生の他にも多くのOBやOGが集い盛大に行なわれる予定です。






本日は、長野県須坂市で行なわれた長野県内の地域おこし協力隊員初任者の研修が長野県主催で行なわれました。
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須坂市のサマーランド横にある古城荘という温泉宿で行なわれまして、私と妻でもう一人の隊員であるMAIと菅平を抜けて一路一般道で向かいました。

風情のある趣の中で、長野県中の新任地域おこし協力隊員が集結し、先輩隊員が中心となってのパネルディスカッションなどが行なわれました。

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終始隊員間の雰囲気も良く、各自治体で抱える課題や地元の町民の方々との不安や解決策がとても闊達に議論され、お互いの状況を確認し合うことで沢山の「これから」を見つけ合えたのではと思います。

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アイスブレイクという真剣に課題を議論する前の緊張を解し、お互いを知るためのゲームなども行なわれました。
私のいた班は一番最初に終わりましたが、私の早とちりで1つ間違えてました…。

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午後は班ごとに互いの取り組むことを共有し合い、その解決策を見つけ出す作業に。

1日がかりの行程となりましたが、とても良い機会を得ることができ、また大方の隊員が抱える課題も似通った部分が出てきたことでの連帯感も生まれたように思います。

普段から他自治体の隊員との接点が薄いのが地域おこし協力隊の難点でもありますが、こうした機会はとても良いと感じました。







約1ヶ月前に、長和町で養鶏業を営むのどか牧場の内田オーナーと一緒に佐久で合鴨農法取り組まれている成沢様を訪ね、20個の合鴨の卵を購入しに行きました。

また役場で養鶏に詳しい方から孵卵器をお借りし、合鴨のふ化にチャレンジしておりました。

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長和町には畜産業が減少し、現在は数軒の養鶏業を営まれる方以外ではお見かけせずにおりました。
複合的な食品メニューを考えるにも、新鮮で素晴らしいクオリティの生鮮野菜などは沢山ありますが食肉に関するネタが少なかったのです。

そこで、のどか牧場の内田オーナーのご協力を得て、合鴨の肥育準備に入ったのです。

産卵から28日を経てふ化するとの事で、孵卵器に20個の卵を並べて開始。
1日最低3回程度の転卵を行うべく家族でチェックシートを作成し管理し始めました。
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いやぁ~…長かった…。
途中どうしても家族で横浜方面まで行かなければならなかった時には、町民で友人の方々の助けを借りました。

そんなこんなで一昨日の夜からふ化が徐々に始まりました。
ふ化予定日の3日前から転卵を中止し、今か今かと待っていた訳です。

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あ、来た、キタ。
20個のうち、無精卵は3つありましたのでそれらは爆発して腐った卵臭が家中に充満することを避け、17個の有精卵で待ちます。

その1


その2


現在まで10個の卵が孵りました。
未熟児で生まれてしまった仔などもおり、全てが元気に育つかどうかは分かりませんが概ね元気にイタズラばかりしています。
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ふ化してから羽根が乾くまでは体温低下が一番良くないとの事で、かなり慎重に体温が下がらないように気を遣っています。

最初の頃に生まれた仔達は水も飲み始め、すり餌やチモシーをイタズラがてら飲み食いするようになり始めています。

畜産業のタネに…と始めた合鴨ですが、いざ取り上げたり世話をすると情が湧くのも必定。
畜産業を営まれる方々のお気持ちや感覚はプロである事が必須条件なのだと改めて思うところです。

合鴨には様々なカラーパターンやふ化時のバラツキがある事も分かりました。
アヒル的な要素の強いものや、野がも的な要素の強いものなど、とても曖昧な感じを受けています。

この週末には、上記前述ののどか牧場さんに預けに行きます。
一緒に新しい畜産業の行く末を悩んで取り組んで下さる内田オーナーに改めて御礼申し上げます。

ちなみにそののどか牧場様のサイトでは、こだわりの鶏卵が販売されています。
また、近日中にはご自宅のお隣の別棟を改造され、待望の売店がオープンの予定です!


ふ化してから短い時間にはなりますが、内田オーナーにお預けするその日まで元気に育つよう気をつけたいと思います。

命の尊さや儚さを学んでいます。
卵から孵るという命のドラマは娘や息子にとても強いインパクトと学びになっています。
命を学べる機会が多いのもまた農村部に住むという事の素晴らしい環境のなせる業。

この機会を戴けたのどか牧場の内田様、佐久の成沢様にはこの場をお借り致しまして厚く御礼申し上げます。