こんばんは。
慶子です。

私の息子のモモくんが
1歳半の検診で引っかかってから
私は内心「ほれ見たことか。」
と思っていました。

モモくんは明らかに
他の乳幼児と異なっていて
私は「育てるだけで大変。」
だと感じていたからです。

けれど、
その検診で引っかかったことで
夫や夫の両親や私の両親から
私の育て方や接し方が悪いと
責められることになりました。

私は彼らに
モモくんの発達検査の結果を知らせたり
療育に一緒に来てもらうよう説得したり
診断が降りた後は診断名や特性を伝えたり
自閉症関連の本を勧めたりして
モモくんが普通とは違うことを
分かってもらおうとしましたが
彼らは頑なに考えを変えませんでした。

何年も経って
私は私の両親の家の近くに引っ越して
そばで暮らすようになり

ウメくんの面倒をみるために
頻繁にうちに訪れていた私の母は
「モモくんは他の子供と同じようにはできない。」
という事実から目を背けられなくなったそうで
少しずつ図書館などで
自閉症関連の本を借りて読むようになりました。

私の母はモモくんに歩み寄る気持ちで
「今日はこんな本を借りたよ。」
と私に報告をしてくれていたのですが

私は
「は?なにそれ?何年前に出版された本なの?古い本借りてどうするの?そんな昔の考え方の本なんて読んでも役に立たないから。」
でした。

今更なによ
という気持ちでした。

へそ曲がり
と一言で片付けてしまうこともできますが
何年も自分の言っていることを理解してもらえない上に責められ続けていた私は
もう分かってもらおうとすることを諦めていて

それがどうやら理解してもらえるようになったらしいぞと感じた瞬間から
堰き止められていた水が一度に流れ込むような勢いで
母に怒りをぶつけたのです。

私の母がモモくんの中に
発達障害の存在を認め始めた途端
私はそれまで否定されていた反動が出たように
私の母に辛く当たりました。

私の母は私の猛攻に耐えながら
自閉症について少しずつ学んでくれ
モモくんに接してくれるようになりました。

今考えると自分の母に対して
「悪いことしたなぁ。」
と思うのですが

もっと早くに理解してくれていたら私はそんな冷淡な態度を取らなくて済んだんだ
という気持ちもあります。(自分を正当化したいのです。)



もしもこれから先
モモくんの父親が
モモくんの発達障害のことを受け止め
モモくんのことを真剣に考え出したら
多分私は母の時と同じように
「今更なによ!早期介入が大事なのに!1番大事な時期にあんたは息子を無視したのよ!ふざけないでよ!」
と怒ると思います。

今まで私が理解してもらえなかった辛さを分かってもらえたと実感するまで
怒り続けると思います。

もしもの話なので
そんな事態が起こるかどうかは分かりませんが

今まで理解してくれなかった人が
理解してくれるようになったら
私はめちゃくちゃ怒るだろうなぁ〜
ということだけは分かります。