ネット犯罪から子供を守る
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その名の通り、「ネット犯罪から子供を守る」ための方策が丁寧に順序立てて書かれています。 主張されている点を簡単な言葉に置き換えると、「ネットは無法地帯なので、親が責任を持って手を引いて使わせるべきである。」というもので、私の考え方と相通じるところがあり、共感を持てます。 具体的な方策が丁寧に書かれていて、リビングにパソコンを置くことやフィルタリングなどを推奨されています。携帯ゲーム機や携帯電話によるネット接続、デジタル万引き、iPodによるプログラムファイルの窃盗など、新しいタイプのものについてもかかれています。 ネットの危険性について良く理解できていない、すべての親に読んでもらいたいと思える内容です。 でも、問題は、ネットの危険性が理解できていない親は、こういった本を読まないだろうと思われることなんですよね。 そこが問題なんですよね。 インターネットは現在進行形で、「永遠のベータ版」なんて言い方をしますよね。今の常識が数年後には変わっているかもしれません。ですから、親も子供と共に学んでいく姿勢が必要なのではないかと思います。 親がすべきこととして、まず「共に学ぶ姿勢」を持ってもらい、このような本で理解を深めてほしいと思います。 保護者向け情報モラル講座のネタ本としても良いと思います。 |