ASPによるWebアプリケーションスーパーサンプル
| だいぶ前に買った本ですが、今でも役に立っています。 ASPは、PerlやPHPのように、ブラウザを使ってデータを入出力するといったことができます。受け取ったデータは、ブラウザに表示させたり、テキストファイルや、Accessのデータベースファイルとして受け取ることができます。 ASPはWindows2000以降のOSに標準添付されている機能で、IISを追加インストールすると使えるようになります。自宅のWindows機で開発・動作検証ができ、学校のWindowsサーバで利用できます。 ASPを書くためには、 ・HTML ・VBScript ・SQL の知識がある程度必要ですが、「いくらか聞いたことがあるぞ」のレベルで充分です。新しいことを覚えるのではなく、今までに覚えた知識を活用することができます。 HTMLは普通にページやフォームが作れる程度で充分です。ホームページビルダーなどのツールを使ってHTMLを書き出して利用することもできます。 VBScriptはExcelのVBAがいくらかわかれば、何となく理解できると思います。必要に応じて少しずつ覚えれば大丈夫です。 SQLはデータベースにデータを書き出したり、取り出したりするときに必要ですが、データベースを使わなければ必要ありません。データベースはAccessのデータベースを利用するので、Accessでクエリーを作り、SQLビューを使えば、SQLがあまりわからなくても大丈夫です。データのやりとりは数パターンしかありませんので、サンプルのSQLをまねて作ることもできます。 環境として必要なものは、WindowsPCまたはWindowsサーバだけです。このほかに、Accessと気の利いたテキストエディタがあるといいでしょう。AccessはASPを書くのに使っているPCに入っていればよく、ASPを実行するサーバには必要ありません。 この本にはさまざまなサンプルが紹介されています。そのまま使えるものもありますが、自分で利用したい機能や方法を組み合わせて利用することができます。制御はVBScript、表示はHTML、データのやりとりはSQLとしくみもはっきりしていますので、混乱せずに作ることができます。 学校の校内のような、「同時アクセス100名」程度の規模なら、手軽なASPで充分です。最近「ASP.net」に押され、ASP関連の書籍が少なくなってきて困っていたのですが、先日書店でこの本の「増補改訂版」が出ていました。これからやってみようという方はこちらをどうぞ。 |