Rabbit V.S. Turtle ←ハリウッド映画のタイトルっぽい
3日ぶりですね。
毎日更新するって言ってからすぐに間を開けてしまいました。
でも!ただサボってたわけじゃないんです!!
今回のトピックを考えてたらどうも一日じゃ書ききれなくって・・・
ええそうです。言い訳ですね。
言い訳とわかっててあえて言う漢、ジョニー。カッコイイ。
ではいつも以上にグダグダな前置きはおいといて、本題に入りましょう。
みなさんは「うさぎとかめ」って知ってますよね?
単純に言えば兎が亀に勝負を吹っかけて、最終的に亀が勝つ、というものでした。
敗因は兎が油断して途中で寝てしまったこと。
この事から「どんなに能力のあるものでも油断せずに自分を磨き続けなさい」
あるいは「一歩一歩でも確実に進んでいけばいつかはゴールにたどり着ける」などの教訓に結び付けられます。
今回はこの教訓にイチャモンをつけるつもりはありません。
アレはアレで素晴らしいことでしょう。
その前です。
何故、ウサギはカメに負けたのか?
冷静に考えてみてください。
確かレースは山のふもとから頂上だったはず。
実際の距離がわからないのでなんともいえませんが、「うたた寝」程度で順位がひっくり返るほど短いとは思えません。
本当に寝てたのか!?
可能性1:負けてしまったウサギさんの負け惜しみ
実際には寝てなかったのですが、言い訳として
「いや~昨日実質1時間しか寝ねてねーからつれーわー実質1時間しかねてねーからなー(チラッ」
というわけです。
なんか定期テスト前の学生みたいですね。
可能性2:後で改ざんされた記録
なんらかの要因でウサギさんが負けた際、話としてある程度の整合性を持たせるために作り出された全くのデタラメ説。
カメ「アイツ途中で寝ててさ、だから負けたんだよ。バカだよね~」みたいな。
可能性3:マジで寝てた。
うたた寝なんて軽いもんじゃない。ガン寝です。
きっと疲れてたんでしょう。知りませんが。
何にしてもカメがウサギに勝つというのは異常事態と言っていいでしょう。普通に戦えば10中10でウサギが勝ちます。
じゃあ何故カメはウサギに勝てたのか!?
今回はソレをマジメに考察してみたいと思います。
何やってんだ20歳とかは言ってはいけません。
説1:外的要因説
ウサギは常に先行してたワケですが、果たしてそこが安全だったのでしょうか?
例えばオオカミと戦い、その末に疲れて寝てしまった。あるいはオオカミから逃げた事でカメに負けた。
他にも前日の雨のせいで地面がドロドロだった(しかしカメさんは時間差で大丈夫だった)とか
とにかく先行していたが故に起こった、外的な要因が原因で負けてしまった説。
他では夜になってしまい、夜行性の獰猛な動物(フクロウ、オオカミ、ネコ等)が動き出すので迂闊に行動できなかった(カメさんは甲羅パワーか死を覚悟で根性で乗り切った)とか、
雨に降られて恒温生物のウサギさんは大ダメージを受け、休まざるを得なかった(カメは変温動物)なんかも考えられますね。
説2:内的要因説
前日までのハードワークがたたって、落ちるかのようにガッツリ寝てしまい、結果負けた。
生物のサイクルとして、寝なければいけない時間だった(要するに夜)、あるいは
エネルギー切れを起こし、栄養補給あるいは休憩が必要だった(カメさんは変温動物以下略)とか
とにかく外部では無く、彼ら自身に問題があった説。
説3:カメさん超クレバー説
現実にはこれが一番確率が高そうです。
外的・内的要因は受動的であるのに対し、この説であれば能動的にウサギさんに勝てる状況を作り出せます。
まず考えられるのが替え玉作戦。
ゴール近くにカメさんの替え玉を用意しておいて、適当なところでゴールする。
あるいは道程にトラップを仕掛けまくるのも良いですね。
仲間の動物達に協力してもらい、ウサギさんを足止めする事も考えられます。
他にもニセのゴールを作る、何か移動手段を使う、ニセの情報を流すなど、多彩な可能性がありますね。
説4:まさかの出来レース説
根本から揺るがします。
例えば
カメ「オレあの子に告白したんだけどよ・・・あの子『ウサギより脚の遅い人はイヤ』って言うんだぜ・・・」
ウサギ「ならいっちょう助けてやろうじゃねえか」
みたいなハートウォーミングなお話が裏にあったのかもしれません。
前提から覆すのでトンデモ感は拭えませんがねw
そんなカンジで色々と考察してみました。
結果を見れば、カメさんは確実にウサギさんに勝っているわけです。
つまり逆説的に、どういった状況ならカメさんが勝てるのかを考えれば良いわけですね。
そして結論ですが、残念ながら結論はありません。
推測するしかないんです。
なのでジョニーの仮説はこちら↓
+なんやかんやで勝負することになった二人+
ウサギ「いいか、こっからあの山の頂上だかんな」
カメ「あいよ、一応、ゴールのところにコレと同じテープ張っといたから」
ウサギ「OK。よーい・・・スタート!」
+脱兎の如く駆け抜けるウサギ+
カメ「フフフ・・・愚かなヤツよ・・・・」
prrrr...ガチャ
カメ「私だ。・・・そうか。よし、それではプランAを開始する。必死でやれよ。死にたくなければな。フフフ・・・」
+一方ウサギはその頃+
ウサギ「もう見えねえな。そもそもやる意味あんのかコレ・・・?」
オオカミ「おおーっとォ!ここから先はとおさねえぜー!!」
ウサギ「(めんどくさっ!・・・)オオカミさん、ちょっと通してくれないかな」
オオカミ「悪いがそれはできねえ。おまえを通したらオレの秘密の危険が危ない」
ウサギ「(何言ってんだコイツ・・・)じゃあ回り道をするからいいよ」
別ルートを行くウサギ
+30分後+
カメ「おう、うまくやったか?」
オオカミ「は、ハイ!バッチリです!ヤツはB-2ルートへ向かったようです。」
カメ「そうか。よくやった。」
オオカミ「あのう、それで例の写真は・・・」
カメ「ああ、オマエのちょっとアレな姿が写ってるやつか。ありゃ嘘だ。そんなん最初っから持ってないよ」
オオカミ「!!って・・・テメエ!!食い殺してやる!!」
カメ「っと思ったらポケットから写真が出てきたな・・・」
オオカミ「やだなーカメさんたら冗談とかやめてくださいよー」
+ウサギさんはその頃+
ウサギ「ったく誰だよこの道に落とし穴だブービートラップだ仕掛けたヤツは・・・」
モモンガ「よーっウサギ!」
ウサギ「おお!モモンガじゃねーか!最近どうよ?」
モモンガ「最近、飛べる事に対するアイデンティティを疑い始めた」
ウサギ「なにそれ重い」
モモンガ「おまえは最近どうよ?」
ウサギ「ああ・・・今カメのヤツと競争中なんだけどさ、最短ルートはオオカミに塞がれるわこっちの道は罠だらけで危なっかしいわで苦労してるところだ。」
モモンガ「そりゃまた災難だな」
ウサギ「おかげで大幅なタイムロスだ。まあそれでも負けるとは思ってないがね。」
+カメさん+
カメ「おい、そっちの道じゃないぞ」
オオカミ「ああスイマセン」
カメ「あと、おまえの背中は乗り心地が悪すぎる。もう少しなんとかしろ」
オオカミ「・・・・」
カメ「返事は?」
オオカミ「・・・ハイ」
カメ「この調子ならあと10分って所か。・・・ギリギリだな・・・よし。オオカミ」
オオカミ「ハイ?」
カメ「あと2キロ走ったところで降ろせ。プランCに移行する。」
+ウサギさん+
モモンガ「・・・で、オレは言ってやったのよ。『そいつぁホットだな』ってな!!」
ウサギ「おまえのそのつまらないジョークはどこから来るんだろうな」
モモンガ「なんでだよ、おもしろいじゃん」
ウサギ「いやクソつまんねえ。見ろ。下らなさのあまり脚が止まっちまった」
モモンガ「いやいや流石にそこまでつまんなくもないだろ」
ウサギ「マジで。」
モモンガ「マジで?」
ウサギ「マジで。」
モモンガ「うわあなんかヘコむわあ・・・」
ウサギ「そんなことよりそろそろゴールなんだが、ゴールテープを空から探してみてくんないかな?」
モモンガ「幾らで?」
ウサギ「おまえのダメな所をもう10個教えてやろうか?」
モモンガ「慎んで行かせていただきます」
+カメさん+
カメ「チッ・・・!ウサギのヤツ、もうすでに着いておったか!オオカミ!」
オオカミ「ヘイ」
カメ「ちょっとアイツを追っかけてこっから距離を離して来い!」
オオカミ「ヘイヘイ・・・」
+ウサギ&カメ+
オオカミ「ヒャッハー!また会ったなウサギよ!!」
ウサギ「(うぜえ・・・)そうですね。何か御用ですか?」
オオカミ「腹 が 減 っ た」
ウサギ「あ!見てくださいあそこ!!あんなにおいしそうなモモンガが・・・!」
モモンガ「あの野郎・・・!」
オオカミ「いや、今はウサギの気分だ。」
ウサギ「やっべ逃げよ」
オオカミ「待ちゃあがれーー!」
カメ「・・・よし、行ったな。そいじゃ、ここにゴールテープを貼って・・・と」
カメ「ゴーーーール!!」
+教訓+
勝負は冷酷な方が勝つ
勝負は頭のいい方が勝つ
ノリで作ってみたけど案外、SS(ショートストーリー)って簡単なんですね。
けっこう楽しく作れました。
予想以上に長くなってしまいましたが、今日はココまで!!