Oregon / In Concert (1975 / 2004CD)
オレゴン、キャリア初のライヴ盤。1975年4月8日と9日に、ニューヨークのヴァンガードのスタジオで観客を入れて収録。ライヴ盤だけど過去アルバムからはファースト収録の「The Silence Of A Candle」のみで、他の曲は新曲だらけ。拍手や歓声もなく、あんまりライヴっぽさは感じない。ただ有観客だったからか、彼らの持ち味のひとつでもあるスピリチュアルな即興演奏が、とくに素晴らしい。ラルフ・タウナーの12弦ギターとコリン・ウォルコットのシタールやタブラに引き込まれます。ウォルコットはキーパーソンであり、インドの楽器を使っているものの、インド音楽っぽい味付けをバンドに持ち込んでいるわけではないのが特徴。改めて彼らのことを調べてみると、「スピリチュアル・ジャズ」や「エスノ・ジャズ」ってカテゴライズされているんですね。へー。この4人の時期は、なんとも形容しがたい音楽と思います。
Tracklist:
1.Introduction
2.Become, Seem, Appear
3.Summer Solstice
4.Undertow
5.The Silence Of A Candle
6.Tryton's Horn
7.Yet To Be