Oregon / Best of The Vanguard Years (2000 Compilation)
ギター＆ピアノのラルフ・タウナー、ベースのグレン・ムーア、オーボエのポール・マッキャンドレス、シタール＆パーカッションのコリン・ウォルコットの4人による摩訶不思議で無国籍な多種多様バンド。4人が決まった楽器を演奏するというわけでもなく、曲によって様々な楽器をプレイするマルチ・ミュージシャンの集合体でもある。イマジネイティヴな楽曲が多く、捉えどころのない雰囲気もたまらない。緻密さと即興性が一緒になった極上のサウンドスケープ感。心地良い。本作は1972年のデビュー作から1979年まで在籍したヴァンガード・レコードの諸作から14曲を選曲したベスト盤。面白いのはレーベル・メイトのラリー・コリエルのアルバムから1曲選曲されています。ポールを除く3人が参加しているからですね。選曲に偏りがあるのでベストとして賛否はあるかもしれないけど、これはこれで「オレゴン最初の10年」は満喫できよう。
Tracklist:
1 Tide Pool (Winter Light: 1974)
2 Grazing Dreams (Friends: 1977)
3 Cry of the Peacock/Coral (Our First Record:1970)
4 Aurora (Distant Hills:1974)
5 Margueritte (Our First Record:1970)
6 Canyon Song (Our First Record:1970)
7 Improvisation on Robert de Visee's Menuet II (Larry Coryell / The Restful Mind: 1975)
8 Gospel Song (Friends: 1977)
9 Interstate (Friends: 1977)
10 Yet to Be (In Concert:1975)
11 Serenade (Violin:1978)
12 Charango (with Elvin Jones / Together:1976)
13 Dust Devil (Moon and Mind:1979)
14 Sail (Music of Another Present Era:1973)
